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金融経済用語辞典の「相場」に関するカテゴリー記事(用語)の一覧です。

DAX株価指数

DAX株価指数とは、ドイツにおける株価指数の中で最も注目されている指数で、優良銘柄30銘柄により算出される。時価総額加重指数として計算されている。



MACD

MACD(Moving Average Convergence Divergence)とは、テクニカル分析手法の一つ。日本語ではマックディーなどとも呼ばれる。



NT倍率

NT倍率(えぬてぃーばいりつ)とは、日経平均株価を東証株価指数で割った指標のこと。Nikkei225とTopixの頭文字をとってNT倍率と呼ぶ。株式相場の方向性を知るための指標とされる。単独ではなく時系列で見ることによって相場の状況確認などに利用される。



RSI

RSI(Relative Strength Index)とは、相対強度指数、相対力指数とも呼ばれる相場のテクニカル指標の一つ。相場の売られすぎや買われすぎなどを見る相場のモメンタムを図る指標である。オシレーター分析の一種。



ST倍率

ST倍率(えすてぃーばいりつ)とは、S&P500種平均(米国の株価指数)をTOPIX(東証株価指数)で割ったもの。米国株価を日本株価で割ったものであるため、倍率が大きいほど日本株が米国株に対して出遅れていると判断される。一般には時系列(チャート)として分析する。



アウトパフォーム

アウトパフォームとは、株式相場用語の一つ。一定期間においてその株式(個別銘柄)の株価上昇率が、日経平均(日経225)やTOPIXなどのベンチマークと比較して、その水準を上回る超過収益率をあげるという意味になる。アウトパフォーマンスともいわれる。



アレクサンダーフィルター

アレクサンダーフィルターとは、相場におけるテクニカル分析手法の一つ。一定期間における騰落率から相場の上昇または下落の比率を計測する手法。テクニカル分析の一種。



アンダーパフォーム

アンダーパフォームとは、株式相場用語の一つ。一定の期間で個別銘柄や投資信託などの上昇率が、ベンチマークとなる日経平均やTOPIXなどと比較して、ベンチマーク以下の水準となることを指す。アンダーパフォーマンスとも言われる。



オシレーター

オシレーター(Oscillator)とは、相場のテクニカル分析における指標で上限・下限のレンジ間を移動するもの。日々の相場の値動きから相場の強弱を示す指標。株価の絶対的な水準とは無関係に売り・買いのシグナルを発信する。



オーダードリブン

オーダードリブン(Order Driven)とは、投資家からの売買注文が付けあわさせることにより価格が形成される市場のことを指す。こうした市場をオーダードリブン市場ともいう。なお、オーダードリブンによる価格決定方式のことを「オークション方式」とも呼ぶ。



ダウ工業平均株価指数

ダウ工業平均株価指数(Dow Jones Industrial Average)通称DJIAとは、古くから利用されてきた米国における株式市場の指標の一つ。株価のベンチマークであることや、米国経済が与える世界的な重要性から世界の投資家が注目する主要30銘柄で構成されたもの。



ネガティブサプライズ

ネガティブサプライズ(Negative Surprise)とは、予想外に悪い経済指標や決算などが発表されたことによる動揺のことを指すマーケット用語。株価や為替レートなどが織り込んでいない悪材料が発表されることを指す。対義語はポジティブサプライズ。



ブル相場

ブル相場(Bull market)とは、強気相場(上昇相場)のことを指す。雄牛は角を上に突き上げる姿からこのように呼ぶ。対義語はベア相場。様々な形で利用されており、上昇相場・強気相場のことをブルという場合もあれば、投資信託などで相場が上昇することで利益を得ることができるようなファンドを「ブル型ファンド」と呼ぶこともある。



ブレイク

ブレイク(Brake)とは、相場用語として使われる場合、上値抵抗線や下値支持線といった節目を超えることを指す。移動平均価格、心理的節目、一目均衡表の雲など様々な「節目」が株価や為替レートには存在するがそうした節目を超えることを「ブレイクする」と呼ぶ。



ベア相場

ベア相場(Bear Market)とは、弱気相場・下落相場のことを指す。熊(Bear)は獲物を攻撃する際上から下に対して爪で攻撃することから下方向相場のことを「ベア相場」と呼ぶ。対義語は「ブル相場」。 投資信託などで相場が下落することで利益が生まれるようなファンドを「ベア型ファンド」などとも呼ぶ



ボックス相場

ボックス相場とは、名前の通り相場が箱の中に入ってしまったかのように、一定のレンジ(範囲)内を行き来するような相場のこと。もみ合い相場、レンジ相場などとも呼ばれる。相場としては強弱が入り混じっている状態で、高値同士を結んだ線と安値同士を結んだ線が縮まりつつある場合は三角持合と呼ぶ。



ポジティブサプライズ

ポジティブサプライズ(Positive Surprise)とは、マーケット用語の一つ。各種経済指標や決算などが市場が予想している数字よりも大幅に良い場合を指す。予想外の好材料、相場が織り込んでいない好材料などが発表された場合の反応を指す。



マネーゲーム

マネーゲーム(Money Game)とは、株式投資をはじめとした投資において行われている投機的な取引のこと。例えば破産寸前の会社の株を売買しての1円抜きなどが代表的で、中でもこうした投機的な投資が過熱している状態を指す。



リバウンド

リバウンド(rebound)とは跳ね返りという意味だが、相場用語として使われる場合、相場の急激な下落によって発生した行き過ぎに対する反発という意味で使われることが多い。略して「リバ」と呼ぶ場合もある。○○懸念により生じていた株安もリバウンド狙いの買いが入り…といったように使われる。



信用取り組み

信用取り組み(しんようとりくみ)とは、信用取引における買い残(買い建玉の残高)や売り残(空売りの残高)の状況のこと。売り残が多い(売り長)の場合取り組みが悪いといわれ、買い残が多い場合は取り組みが良いといわれる。



効率的市場仮説

効率的市場仮説(こうりつてきしじょうかせつ)とは、投資評価において必要な情報は瞬時に伝達されてその情報がすぐに有価証券等の価格に反映される市場(効率的市場)における、市場の効率性を示す考え方。株価は将来に対するあらゆる情報をすでに織り込んでおり、情報を元に株式等を売買して常に利益を上げるのは不可能であると言う考え方。



堅調

堅調(けんちょう)とは、相場用語で使われる場合、相場が強いことを意味する。堅実な調子であること。相場が徐々に切り上げているような状態のことを指す。対義語は「軟調」。



売られすぎ

売られすぎ(うられすぎ)とは、経済や財務のファンダメンタルズ的な要因から分析する価格水準よりも価格が下落しすぎている状態を指す。



安値引け

安値引け(やすねびけ)とは、取引日の終値が当日の安値で終わること。一般的に売り圧力が強い問うことを意味しており、安値引けで終えた場合、翌日以後の相場も軟調な展開となることが多い。対義語は高値引け。



安値覚え

安値覚え(やすねおぼえ)とは、相場用語の一種。過去の安値水準に固執することで、高すぎると考えてしまったり、売られ過ぎと考えてしまうこと。相場が上昇トレンドに入っているにも関わらず高すぎと考えて買い向かわないことなどが挙げられる。



安定操作

安定操作(あんていそうさ)とは、人為的に株価を固定・安定させるために株式市場において売買行為を行うことを指す。このように相場を操作することは「相場操縦」として通常認められていないが、有価証券の募集・売り出しを円滑に行うため、一定の要件の下で認められている。



市場関与率

市場関与率(しじょうかんよりつ)とは、株式市場において特定の銘柄に対する特定の者の取引割合のことを指し、市場関与率が高くなると相場操縦行為として疑われる恐れがある。なお、一部の証券会社などでは市場関与率が高い取引が続くと警告メールや電話などを行ってくるケースもある。



市況関連株

市況関連株(しきょうかんれんかぶ)とは、商品市場(コモディティ市場)における取引価格等がその企業の業績(株価)に大きな影響を与える銘群のことを指す。一般には素材産業などが市況関連株にあたる。



年初来安値

年初来安値(ねんしょらいやすね)とは、今年1年における新安値のことを指す。その年が始まってから現在のまでのうちでもっとも安い株価のこと。なお、証券取引所は毎日新安値銘柄を発表するが、例年1月~3月までは昨年の安値と比較する昨年来安値を利用し、4月~12月は今年の安値と比較する年初来安値が利用される。



底値

底値(そこね)とは、相場における最低の価格のこと。対義語は天井。相場が下げきった時の価格のことをさす。



戻り高値

戻り高値(もどりたかね)とは、株式相場や為替相場などにおいて下落していた株価等が、反発してつけた最高値の事を指す。戻り天井とも。対義語は戻り安値。たとえば、10000円の日経平均株価が一旦9000円まで下落し、その後9200円まで反発、その後再び下落したとする。このときの戻り高値は9200円といわれる。



押し目

押し目(おしめ)とは、相場用語の一つ。押すというのは株価等の価格が下がることを意味しており、株価が下がったところを「押し目」という。押し目というのは、基本的にその後株価等が反発するであろうことを予想した上での下げを意味する。



持たざるリスク

持たざるリスク(もたざるりすく)とは、上昇相場において株などの金融商品を買わないことによって発生するリスクのことを指す。特に機関投資家やファンドなどでパッシブ運用を行っている場合で株などを買っていない状態で株価が上昇すると自身のパフォーマンスが相対的に低下するというリスクを指す。



新安値

新安値(しんやすね)とは、過去一定期間における安値よりも下がった時の価格のことを指す。過去の最安値を更新した価格のこと。この一定期間の期間によって新安値の呼び名も変わる。今年1年であれば「年初来安値」、今年と昨年を含めた場合「昨年来安値」、取引所に上場した時以来であれば「上場来安値」などと呼ぶ。



日柄調整

日柄調整(ひがらちょうせい)とは、相場における時間的な調整のことを指す。株価が急上昇することなどによって騰落レシオやサイコロジカルラインといった過熱感を示す指標が高まると買いが続きにくくなる。そうした時も売り買いが拮抗した状態で日数が経過することを指す。



相場操縦

相場操縦(そうばそうじゅう)とは、金融商品取引法上禁止される行為。有価証券売買やデリバティブ取引などにおいて、相場を変動させることを目的として行われる行為のこと。見せ板、風説の流布などが代表的。2006年には罰則が強化された。



移動平均線

移動平均線(いどうへいきんせん)とは、任意のタイミング(通常は1日単位)の終値を元に移動平均によって計算されたチャートのことをさす。株価では25日移動平均線がよく用いられる。こrは当日を含めた25日の終値の平均値を計算、翌日も同様に計算し、それぞれの結果を線でつなげたものが移動平均線となる。



膠着相場

膠着相場(こうちゃくそうば)とは、相場における価格の上下幅が小さく、狭い取引レンジでの売買が行われる状態が続いていることを指す。もみ合い、レンジ相場などとも呼ばれることがある。



買われすぎ

買われすぎ(かわれすぎ)とは、経済や財務のファンダメンタル要因による適正な水準よりも価格が上昇しすぎている状態を指す。



軟調

軟調(なんちょう)とは、相場の展開が弱いことを指す。相場が下落の傾向にあることを意味しており、「軟調な展開」などを表現される。対義語は「堅調」。



配当落ち

配当落ちとは、配当金の支払い権利獲得を巡り、その権利獲得の境目に起こる株価の下落のことを指す。株式配当金は権利確定日と呼ばれる期日に株主となっているものに支払われる。この日を1日でも過ぎた場合は次の権利獲得まで待つ必要がある。 そのため、理論的には権利確定日(権利付き最終日)を境目にして株価は配当金分下落することになる。これを配当落ちと呼ぶ。



風説の流布

風説の流布(ふうせつのるふ)とは、株価を変動(相場操縦)を目的として風説(虚偽の情報)を流すこと。禁止行為である。また、明確に虚偽では無い場合でも合理性が無い場合も処罰の対象となることがある。証券取引等監視委員会が監視を行っている。



高値引け

高値引け(たかねびけ)とは、当日の終値が当日の高値である状態を指す。引けピンとも呼ばれる。一般的に高値引けとなるような場合、相場の買い圧力が強いことを示しており、翌日以降の相場についても買い先行で始まることが多い。



高値覚え

高値覚え(たかねおぼえ)とは、相場用語。過去の高値にこだわることで、現在の相場水準が「不当に安い」と考えてしまうこと。現在の下落は売られ過ぎの状態であり、いずれ戻ることを期待してナンピン買いを連続するようなことを指す。