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金融経済用語辞典の「先物取引」に関するカテゴリー記事(用語)の一覧です。

CAC40

CAC40とは、CAC40種指数とも呼ばれるフランスにおける代表的な株価指数の一つ。名前の通り40の代表銘柄により構成されている。



CFD

CFD(Contract For Difference)とは、差金決済取引のこと。ヨーロッパにおいては株式取引の中でも多くのシェアを占めているという取引方法。証拠金を取引業者に預けて、株式、株価指数、債券、コモディティなど幅広い投資商品に差金決済により投資ができる。



CFTC(Commodities Futures Trading Commission)

CFTC(Commodities Futures Trading Commission)とは、米国の政府機関のひとつで、米国内におけるオプションや先物の取引所ならびその会員に対する監査権限を持つ。商品先物取引委員会。



CME(Chicago Mercantile Exchabge)

CME(Chicago Mercantile Exchabge)とは、シカゴ・マーカンタイル取引所のこと。金融先物商品を世界で一番目に上場させた取引所。短期金利先物と通貨先物を専門的に扱う取引所の一つ。



COMEX(Commodity Exchange Inc)

COMEX(Commodity Exchange Inc)とは、商品先物取引所の一つ。金属先物を中心として取り扱っているニューヨークにある取引所である。



SPAN証拠金

SPAN証拠金とは、日経平均先物取引、オプション取引を行う上で、証券会社が顧客投資家に対して求める証拠金(保証金)のベンチマークとなる金額のこと。SPANは「The Standard Portfolio Analysis of Risk」の略。



SQ

SQ(Special Quotation)とは、特別清算指数と呼ばれる先物取引・オプション取引における最終精算価格のこと。日経先物や日経オプションのような指数は実体がないため先物取引やオプション取引で実際に現物をやり取りすることができないため、SQの価格をもって強制的に反対売買することになる。



WTI

WTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)とは、アメリカのテキサス州で産生されている原油のこと。世界で産出されている原油のたった1~2%の量しかないが、世界における原油価格の指標とされる。ニューヨーク原油とも呼ばれる。



くりっく株365

くりっく株365とは、2010年11月22日から取引される株式の証拠金取引。日経225(いわゆる日経平均)に加えて、DAX株価指数(ドイツ)、FTSE100指数(イギリス)などの指数取引ができる。商品性としては日経225miniなどに近い。



イブニングセッション

イブニングセッションとは夕場取引とも呼ばれる先物、オプション取引のこと。平成19年より大阪証券取引所で導入された日経225先物取引、日経225mini取引、日経225オプション取引のことを指す。立会時間は夕場と呼ばれることから分かるように営業日16:30~23:30まで。



ギアリング比率

ギアリング比率(Geraring)とは、企業が保有する他人資本(負債)に対する自己資本(資本金)の比率。企業の債務支払能力を示す財務指標の一つ。デリバティブ市場におけるレバレッジ。



コモディティ

コモディティ(commodity)とは、商品先物取引所などで取引される「商品」のこと。商品といっても「goods(製品)」ではなく、原油やガスなどのエネルギー、金・銀・プラチナなどの貴金属、小麦・大豆・とうもろこしなどの穀物、銅・アルミといった非鉄金属などのことを指す。



ドイツ金融先物取引所

ドイツ金融先物取引所(Deutshe Terminborse)とは、DTBとも呼ばれるドイツにおける先物・オプションの取引所であったが、スイスのオプション金融先物取引所(SOFFEX)と合併し、現在はユーレックス市場(EUREX)となった。



ネガティブキャリー

ネガティブキャリー(Negative Carry)とは、ポジションにおける調達コストが運用収益を上回っている状態を指す。対義語はポジティブキャリー。



ネッティング

ネッティング(Netting)とは差金決済(差額決済)のこと。保有する債務と債権を差額にて決済することができる仕組みのこと。



フォワード取引

フォワード取引(Forwards)とは、先渡し取引のこと。店頭取引(相対取引)による取引で、事前に設定した取引条件において金融資産の購入や売却をするという合意のこと。



ロールオーバー

ロールオーバー(Roll over)とは、先物取引やオプション取引などにおいて保有する建て玉がSQを迎える前に期先の限月以降のポジションへ乗り換えを行うことを指す。ロールオーバーを行うことによって投資家は保有するポジションを決済せずに維持することができる。



中心限月

中心限月(ちゅうしんげんげつ)とは、先物取引等において最も取引量が多い限月のことを指す。日本の場合、株価指数先物取引の場合は期近物が中心限月となることが多く、商品先物取引では期先物が中心限月取ることが多い。



先渡取引

先渡取引(さきわたしとりひき)とは、将来事前に設定された価格で金融資産や商品を購入または売却するという合意の事を指す。先物取引とは異なり、取引所取引ではなく相対取引(店頭取引)となる。フォワード取引ともいう。



先物取引

先物取引(Futures)とは、将来の特定期日に決められた価格で定められた量だけ金融商品等を購入または売却する契約の事を指す。フォワード契約(先渡し契約)と類似するが、公認された取引所において行われ、かつ規格化された契約のしたで取引されるという違いがある。



原資産

原資産(げんしさん:Underlying)とは、デリバティブ市場における用語で、先物やオプション取引のベースとなる金融商品や現物商品のことを指す。通常は、株式、債券などの個別金融商品から通貨、株価指数、標準国際、作物、天気、気温などデリバティブ取引における基準となる商品などのことを総称して「原資産」という。



受け渡し価格

受け渡し価格(うけわたしかかく:Delivery Price)とは、先物契約に対して受け渡しが行われる決済価格のこと。清算期間によって決定される。



受渡決済

受渡決済(うけわたしけっさい)とは、商品先物取引等において、原資産の受け渡しとその対価の授受による決済のことを指す。たとえば金の先物取引の場合、取引最終日までに買い建て玉の買い戻しを行わなかった場合、代金を支払うことで原資産(この場合は金)を受け取る形となる。



売りヘッジ

売りヘッジとは、ヘッジ取引の一種。たとえば現物株を保有しているとして、今後株価が今後下落すると考えている場合に、株価指数先物や日経平均ETFなどを売り建てておくという取引のことをさす。予想通りに株価が下落した場合、現物株の損失を、指数の先物売や信用売りによってリスクヘッジsるうことができる。対義語は「買いヘッジ」



委託証拠金

委託証拠金(いたくしょうこきん)とは、信用取引や先物取引において証拠金(担保)として預ける必要がある資金のこと。また、建て玉を建てる際に建てる建て玉の大きさに対して必要となる委託証拠金の割合のことを委託証拠金率と呼ぶ。



市場間スプレッド取引

市場間スプレッド取引とは、異なる複数の市場における価格差を利用した裁定取引の一種。株式投資の場合が代表的で、東京証券取引所と大阪証券取引所のそれぞれでの株価が異なる場合、割高な方を買い、割安な方を売るという戦略がある。



店頭デリバティブ取引

店頭デリバティブ取引(てんとうでりばてぃぶとりひき)とは、証券取引所や金融商品取引所といった取引所の外で行われるデリバティブ取引(派生商品取引)のこと。銀行や証券会社といった金融機関と直接取引できるデリバティブ取引である。199年の証券取引法改正により解禁された。



建玉上限

建玉上限(たてぎょくじょうげん)とは、株式の信用取引やFX取引、先物取引などの証拠金取引において建玉として保有できる上限額のことを指す。大きく当該金融機関における投資家個人個人に対する上限となる建玉という意味と、現在の証拠金において建てることができる建玉の上限という意味がある。



日経225mini

日経225mini(にっけい225みに)とは、株価指数先物取引の一種。日経平均株価(NIKKEI225)の先物取引の一種。個人投資家が参加できるよう、大阪証券取引所が2006年7月からスタートさせた取引。大阪証券取引所にのみ上場している。



期近物

期近物(きぢかもの)とは、取引する金融商品により意味合いが異なるが、債券の場合満期(償還)までの期間が近いものを指し、先物取引の場合限月が近いもの、または最も期近の先物契約を指す。



標準物

標準物(ひょうじゅんもの)とは、国債の先物取引において取引対象として標準化された架空の国債のことを指す。国債は発行されるたびに表面金利が異なるが、これを都度取引対象にすると価格の継続性がなくなることから定められている。



現受け

現受け(げんうけ)とは、先物取引において投資対象となる原資産を取引価格を支払うことで受け取ることを指す。先物取引の多くは「差金決済」を行うことで取引関係を終了させるが、現受けという方法を使って現物そのものを受け取ることもできる。対義語は「現渡し」。



経済的付加価値

経済的付加価値(EVA)とは企業の収益性を評価する手法の一つで、コンサルタント会社スチュワート社が考案したもの。総資本コストを税引営業利益から差し引くことで算出する。



裁定売り残

裁定売り残(さいていうりざん)とは、株式先物取引等における未決済の現物ショート残高。株式先もtの取引の裁定取引における「現物売り・先物買い」の裁定取引における「現物売り」「の残高のことを指す。裁定売り残の増加は裁定解消の際の現物買いにつながりやすい。



裁定買い残

裁定買い残(さいていかいざん)とは、裁定取引における現物株の買い残のことを指す。対義語は「裁定売り残」。裁定取引は先物価格と現物価格の差が理論値以上に乖離した場合に、割安な方を買い、割高な方を売る取引のこと。これにより機械的に利益を得ようという取引。



貴金属

貴金属(ききんぞく:Precious Metals)とは、金・銀・白金(プラチナ)・パラジウム・ロジウム・イリジウム・オスミウム・ルテニウムの全8種を指す。商品取引所等において売買される。



買いヘッジ

買いヘッジとはヘッジ取引の一種。ショートポジションを持っているが、その後の値上がりによる損失をヘッジするために先物市場で買いをおこなうことを買いヘッジと呼ぶ。たとえば、株式先物取引では、将来株の購入を検討している場合に、買うまでの期間に値上がりするリスクをヘッジするために先物を買うことを買いヘッジと呼ぶ。



逆ザヤ

逆ザヤ(ぎゃくざや)とは、現物や価格が期先価格を上回る状態を指す。順ザヤの対義語。先物市場の場合は一般的に先物価格が現物価格をした回る上体を指す。



金利スワップ

金利スワップ(Interest Rate Swap)とは、同一通貨の異なる種類の金利の間でのキャッシュフローを交換する取引のこと。一般的には、変動金利と固定金利におけるキャッシュフローを交換する取引となる。たとえば、変動金利で借り入れを行った場合に、金利変動リスクを回避するために、その変動分をキャッシュフローとして交換する。



限月

限月(げんげつ:Contract Month)とは、先物契約における受け渡し期限のこと。通常は取引所において取引されている商品に対して使われる言葉で、店頭取引が行われる場合には満期日などと呼ぶ。



限月交代

限月交代(げんげつこうたい)とは、日経225先物取引等の先物取引でSQが近付くことにより中心限月が期先の限月の取引に移っていくことを指す。先物取引の限月は3月、6月、9月、12月であるが取引最終日が近付くにつれ、中心限月は次の限月に移っていく。これを限月交代と呼ぶ。



限月間スプレッド取引

限月間スプレッド取引とは、裁定取引の一種。先物取引において同一の商品で限月の異なる商品の価格差を取引する取引のこと。期近先物と期先先物との間で行われる。割高な限月の先物を売りし、逆に割安な限月の先物を買う。