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金融経済用語辞典の「チャート分析」に関するカテゴリー記事(用語)の一覧です。

HLバンド

HLバンドとは、チャート分析(テクニカル分析)の一つ。過去の一定期間の高値(H)と、安値(L)を更新することで「買い」または「売り」を判断するチャート。相場の均衡が崩れることによる相場の力を利用するチャート分析法といえる。仕組みは非常にシンプル。



MACD

MACD(Moving Average Convergence Divergence)とは、テクニカル分析手法の一つ。日本語ではマックディーなどとも呼ばれる。



RSI

RSI(Relative Strength Index)とは、相対強度指数、相対力指数とも呼ばれる相場のテクニカル指標の一つ。相場の売られすぎや買われすぎなどを見る相場のモメンタムを図る指標である。オシレーター分析の一種。



ST倍率

ST倍率(えすてぃーばいりつ)とは、S&P500種平均(米国の株価指数)をTOPIX(東証株価指数)で割ったもの。米国株価を日本株価で割ったものであるため、倍率が大きいほど日本株が米国株に対して出遅れていると判断される。一般には時系列(チャート)として分析する。



つつみ線

つつみ線とは、ローソク足のチャート形の一つ。前日のローソク足の実体部分をすべて包む長いローソク足が出現することを指す。要するに昨日の値動きの全てを満たした足が翌日現れること。売りと買いが拮抗する転換点であるとされ、高値圏で売り、安値圏では買いのサインといわれる。



はらみ線

はらみ線とは、ローソク足のチャート形の一つ。前日のローソク足が大陽線(または大陰線)であり、その翌日のローソク足が陰線(または陽線)であり、前日のローソクの間にすっぽりとおさまる形のこと。相場の高値圏ではらみ線(陽線→陰線)がでる場合は相場の転換点シグナルとされ、安値圏ではらみ線(陰線→陽線)が出る場合も同様に相場の転換点とれる。



アウトパフォーム

アウトパフォームとは、株式相場用語の一つ。一定期間においてその株式(個別銘柄)の株価上昇率が、日経平均(日経225)やTOPIXなどのベンチマークと比較して、その水準を上回る超過収益率をあげるという意味になる。アウトパフォーマンスともいわれる。



アレクサンダーフィルター

アレクサンダーフィルターとは、相場におけるテクニカル分析手法の一つ。一定期間における騰落率から相場の上昇または下落の比率を計測する手法。テクニカル分析の一種。



アンダーパフォーム

アンダーパフォームとは、株式相場用語の一つ。一定の期間で個別銘柄や投資信託などの上昇率が、ベンチマークとなる日経平均やTOPIXなどと比較して、ベンチマーク以下の水準となることを指す。アンダーパフォーマンスとも言われる。



オシレーター

オシレーター(Oscillator)とは、相場のテクニカル分析における指標で上限・下限のレンジ間を移動するもの。日々の相場の値動きから相場の強弱を示す指標。株価の絶対的な水準とは無関係に売り・買いのシグナルを発信する。



オンバランスボリューム

オンバランスボリューム(On Balance Volume:OBV)とは、テクニカル分析手法の一つ。日本語訳では、差し引きをするという意味であり、OBVとは取引日ごとの出来高に値を付与し、価格との間に生じた乖離がトレンドを逸脱するような場合を買いまたは売りのシグナルとしてとらえるというものである。



ギャップ(窓)

ギャップ(GAPP)とは、窓とも呼ばれる相場のテクニカル分析用語の一つ。チャート上に現れた空白部分を指す。なお、ギャップ(窓)には様々な種類のものがあり、上向きのギャップ(窓)は相場の強さを下向きのギャップ(窓)は相場の弱さを示すなどといわれている。



ギャン理論

ギャン理論とは、相場のテクニカル分析手法の一つ。米国の相場師、ウイリアム・D・ギャンが提唱した理論である。相場の時系列分析と独特の哲学に基づくルールによる売買手法。



サイコロジカルライン

サイコロジカルラインとは、サイコロとも呼ばれるオシレーター系のチャート分析の一種。サイコロジカルとは心理的なという意味があり、株価の上昇が続けば相場は加熱しピークを打ち、逆に下落が続けば相場は逃げムードとなり逆に底を打つという逆張り戦略に基づくチャート。



ストキャスティクス

ストキャスティクス(Stochastics)とは相場のテクニカル分析におけるモメンタム指標の一つ。横ばい相場におけるトレンドの変化を読むのに利用するオシレーター分析。



ダウ理論

ダウ理論(Dow Theory)とは、チャールズ・ダウの株式動向に関する考え方を示す用語。ダウ工業株平均指数(DJIA)などに応用した。現在でも多くのテクニカル分析理論の基礎として広く利用されている。



ダブルトップ

ダブルトップとは、チャート分析における形の一つ。一度つけた高値を上回ることができずに、下落に転じる形のことを指す。二重天井とも呼ばれる。上昇相場において一旦頭を押さえられ下落するものの、下げ止まって再度上昇を目指すも、先ほどの天井を超えることができずに再度下落する形。



チャネルライン

チャネルライン(Channel Line)とは、相場における高値と安値のそれぞれを結んだ線のこと。チャート上をお互いに並行して並ぶ。



チャート分析

チャート分析(Charting)とは、テクニカル分析における一連の手法のことを指す。出来高や建て玉、値動き、決済価格、その他の指標をグラフなどに記入する際に利用するもの。



テクニカル分析

テクニカル分析(てくにかるぶんせき:Technical Analysis)とは、相場における過去の変動を示したチャートを分析して将来の価格(株価など)の方向性を予測する手法。銘柄ごとにおける個別の因果関係は一切考えずに、過去の価格、出来高、時間軸などから未来の価格を予測する。



デッドクロス

デッドクロス(Dead Cross)とは、移動平均線をもちいたテクニカルチャートの分析法。対義語はゴールデンkクロス。短期の移動平均線が長期の移動平均線を「上から下に」突き抜けるようなチャートを指す。短期の売り需要が拡大していることを示し、売りのサインとされる。



トレンドライン

トレンドライン(Trendline)とは、テクニカル分析における相場の方向性を確認するための特定の値動きを結んだ線を言う。トレンドラインを試す動きやその突破の有無などにより様々な意味があるといわれている。



パラボリック

パラボリック(Parabolic)とは、トレンド系のテクニカル分析(チャート分析)の一種。相場の反転を認識する際にでるSAR(ストップアンドリバース)・AF(加速因子)・EP(極大値)を売買シグナルとするチャート分析。計算方法はやや複雑。



フィボナッチ数列

フィボナッチ数列(Fibonacci Numbers)とは、13世紀の数学者レオナルド・フィボナッチが発見した数列で、2つの連続した数の和が次に上位にくる数値に等しいというもの。



プライスチャネル

プライスチャネル(Price Channel)とは、相場におけるテクニカル分析用語の一つ。相場のある値があらかじめ設定された乖離限度の価格帯(これをプライスチャネルという)を超えて動くことにより、買いや売りといったシグナルを発見するというものである。



ボリュームレシオ

ボリュームレシオ(Volume Ratio)とは、ボリューム(出来高)に注目するチャート分析のこと。出来高がある状態=強い状態として上昇日をプラスの出来高、下落日はマイナスの出来高として評価して、それぞれの買い圧力、売り圧力を分析する方法。



ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)とは、テクニカル分析に用いられる手法。終値の移動平均線の上下に線を書き込む事で表現される。相場のボラティリティを示すチャートのこと。



ポイントアンドフィギア

ポイントアンドフィギア(Point and Figure)とは、チャートの一つ。時間や出来高とは無関係に純粋な価格変動のみを示す価格チャートのこと。テクニカル分析手法の一つ。



レクタングル

レクタングル(Rectangle)とは、相場のテクニカル分析におけるパターンを指す用語。価格が2本の並行するトレンドラインの間を横ばいに推移しているパターンを指し、トレンドの停滞を示す。



ローソク足

ローソク足(Candle Chart)とは、株価等の価格を示すチャートの一種。一本で期間中の「始値」「終値」「高値」「安値」を知ることができる。期間は任意であり、1分、5分、1時間、1日、1週間、1カ月のように様々な期間で示すことができる。1日のローソク足のことを「日足」と呼ぶ。



三尊

三尊(さんぞん)とはテクニカル分析用語の一つ。相場の反転を示唆するテクニカルパターンの中でも信頼できる(騙しが少ない)といわれている。大きな戻し(頭)と、それよりも小幅で必ずしも対象ではない戻し(両肩)で構成される。



三山

三山(さんざん)とは、ローソク足を使ったチャート分析の一種。三尊・ヘッド&ショルダーとも呼ばれることがある。形状としては三つの山になるように、上値を3回試したが、上値が重く上値を越えることができない状態を指す。酒田五法の一つ。



三空

三空(さんくう)とは、ローソク足を使ったチャート分析に関する用語の一つ。陽線または陰線が3回連続で続き、それぞれの間に窓(ギャップ)があること。酒田五法の一つ。



三角保ち合い

三角保ち合いとは、テクニカル分析で利用される価格パターンの一種。一般的にボックス圏における相場の保ち合いを意味しており、三角保ち合いの後相場に動きが出るといわれている。おおむね1ヶ月程度の保ち合いの後動意があるとされ、3ヶ月を超えることはほとんどない。



上値抵抗線

上値抵抗線(うわねていこうせん)とは、価格チャートなどにより示される売り圧力が強いことからそれ以上の価格になりにくい特定価格帯を指す。



下値支持線

下値支持線(したねしじせん)とは、相場のチャート分析における売り圧力よりも買い圧力の方が強い価格帯を指す。対義語は上値抵抗線であり、仮に下値支持線が突破された場合にはテクニカル分析的にはその下値支持線は上値抵抗線となってしまう。



乖離率

乖離率(かいりりつ)とは、直近の終値と単純移動平均との差を百分率(パーセンテージ)で示したテクニカル分析に用いられる指標の一つ。トレンドにおける割高・割安のシグナルとして活用される。



出来高

出来高(できだか:Trading Volume)とは、特定の期間内において売買された証券の数などを示す。株式の場合は株数であり、先物取引の場合は枚で表現される。



加重移動平均

加重移動平均(かじゅういどうえひきん)とは、直近の価格や値動きに対してより比重を置いた移動平均のこと。単純移動平均と比べて直近価格に対する反応度・感応度が高くなる。



心理的節目

心理的節目(しんりてきふしめ)とは、相場における投資家に対するキリのよい数字。9000円、10000円といった数字は節目として意識されることが多い。相場は多数の投資家の心理で動くことから、こうしたキリの良い数字は意識されることが多い。



移動平均

移動平均(いどうへいきん:Moving Average)とは、テクニカル分析における指標でデータを平準化するとともに価格のトレンドを明らかにするために利用される。



移動平均線

移動平均線(いどうへいきんせん)とは、任意のタイミング(通常は1日単位)の終値を元に移動平均によって計算されたチャートのことをさす。株価では25日移動平均線がよく用いられる。こrは当日を含めた25日の終値の平均値を計算、翌日も同様に計算し、それぞれの結果を線でつなげたものが移動平均線となる。



逆ウォッチ曲線

逆ウォッチ曲線(ぎゃくうぉっちきょくせん)とは、相場におけるテクニカル分析の手法の一つ。出来高に対する価格を一定期間にわたって示したチャート図。価格と出来高のパターン認識が容易にできるのが特徴である。



酒田五法

酒田五法(さかたごほう)とは、罫線を使ったチャート分析の方法の一つ。大きく、三山(三尊)、三川、三空、三兵、三法という5つの種類に分類された罫線の動きから今後の相場の動きを読み解こうとするテクニカル分析手法の一つ。



陰線

陰線(いんせん)とは、株価等の価格変動をしめす「ローソク足」における形の一つ。始値よりも終値が低い状態を指す。なお、陰線の実体部分が大きいものを「大陰線」と呼ぶ。対義語は陽線。



陽線

陽線(ようせん)とは、株価等の価格変動を示すローソク足の形状の一つ。始値よりも終値が高い場合を指す。陽線の実体部分が大きいものを「大陽線」と呼ぶ。対義語は陰線。



騰落レシオ

騰落レシオとは、証券市場ににおける値上がり銘柄の数と値下がり銘柄の数を比率から、市場の過熱感を測るための指標のこと。一般には5日または25日の期間で「値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数」で計算される5日のものを5日騰落レシオ、25日のものを25日騰落レシオと呼ぶ。