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PER(株価収益率)とは

PER(株価収益率:Price Earnings Ratio)とは、企業株価を企業の一株あたり利益(EPS)で割って計算することができる財務分析の一種。企業の投資価値を判断する上で非常に重要な比率の一つであり、企業株価が割高か割安かを示すファンダメンタルズ分析指標として広く利用されている。

PER(株価収益率)の計算は非常に簡単で、EPS(一株あたり利益)さえ計算されていれば以下の計算式により数値化することができる。なお単位は「倍」と表現される。

PER=現在の株価/EPS

例えば、現在の株価が2,000円で、一株あたり利益が150円の会社の場合PERは2000/150=13.33倍と表現される。この場合、言い換えると企業の収益力が不変であり利益を全額配当にまわしたと仮定すると、投下資金が13年とちょっとで全額回収できるということを意味している。

PERの活用法としては一般的には市場平均との比較やその会社の過去の株価レンジとの比較などにより判断する場合が多い。どの程度の株価収益率が適当かという基準は存在しない。

その理由としては、PERは今期の利益を元に計算されることが多いため、例えば、急成長企業の場合で、一株あたり利益が100円、300円、900円というように大きく成長するような局面にある会社のPERは将来の成長を見込まれて株が買われている傾向があることから高くなる。
対して、安定はしているが将来的な急成長は望めない企業の場合は将来の成長はあまり見込まれないためPERは低くなる。

そのため、PERを投資判断とする場合には、同業他社との比較、過去の株価水準とPER比較などの利用をするのが良いと考えられる。

また、国際比較をする場合は、企業の一株あたり利益(EPS)を計算する際は、EBITDAを用いる方が良い。

PER(株価収益率)に関する特選サイト
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