金融・経済用語辞典は、最新の経済・金融に関する用語などを解説するインターネット辞書サイトです。

二元的所得税とは

二元的所得税(にげんてきしょとくぜい:Dual Income Tax)とは、所得を勤労所得(労働所得)と金融所得(資産性所得)に分類した上で、それぞれ異なる税率・方式により課税する制度のこと。現在一部の北欧諸国において導入されている。

二元的所得税が議論される場合、多くは勤労所得に対しては累進課税(累進税率による課税)を行い、資産性所得に対しては比例税率(一定税率)で課税することが基本とされている。
税制を簡素化する目的の他、一般に勤労所得に対して資産性所得は所得の海外移転が容易であることから高い税率をかけると資本逃避(キャピタルフライト)がおこる可能性があるため、こうした点を回避する意図がある。

一方で、所得税における「公平性」の観点から見た場合、資産性所得はより担税力が高い所得とみなすことができるため、二元的所得税により資産性所得を優遇することは富裕層に対する優遇措置ともなってしまうというデメリットもある。

もしかして?(二元的所得税関連用語一覧)

  1. 日本版ESOP
  2. 日本投資者保護基金
  3. 日経寄与度
  4. 日本版ISA
  5. 日経225mini

 

 

二元的所得税の登録カテゴリ情報

メインカテゴリ:に行
サブカテゴリ(2):ジャンル別 , 税金・租税

なお、「金融経済用語辞典トップページ」からも情報をお探しいただけます。

 

二元的所得税に関するクチコミ・投稿情報

二元的所得税に関連すると考えられるクチコミや投稿情報を表示しています。できる限り二元的所得税に合った情報を表示できるよう努力しておりますが、時事的な質問などが表示されたり、不適切な情報が掲載される可能性もありますが、ご了承ください。

見つかりませんでした