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量的緩和とは

量的緩和(りょうてきかんわ:Quantitative easing)とは、日本銀行が2001年から2006年まで実施していた金融政策の一種。金利のコントロールではなく、日銀の当座預金残高の調節により金融緩和を行うもの。量的緩和政策とも呼ばれる。2006(平成18)年3月9日に解除。

日銀が市中銀行(商業銀行)の保有する国債や手形などを買い入れる形によって銀行に資金供給を図ることにより、当座預金残高を増大させた。資金を市中銀行に供給する形になるため、マネーサプライが増大する。
日本銀行は生鮮食品を除く消費者物価指数の前年比上昇率が安定的に0%以上になるまでこの量的緩和を継続することをコミットしたため、長期金利の低下につながった。当初の日銀当座残高の目標値は5兆円であったが、2004年1月以降は30から35兆円程度にまで引き上げられている。

アメリカによる量的緩和(QE)
2008年における金融危機(リーマンショック)を受けて、米国FRB(中央銀行)は金融緩和を実施。国債の大量買い取りなど非伝統的金融緩和政策としてQE(量的緩和)を実施。

QE1(08年11月から10年6月)
3000億ドルの国債や1.25兆ドルMBS(不動産担保証券)などの買取。

QE2(10年11月から11年6月)
6000億ドルもの国債買取

QE3(12年9月から
MBS(不動産担保証券)の買取など

もしかして?(量的緩和関連用語一覧)

  1. 流通利回り
  2. 利食い
  3. リスクアセスメント
  4. 量的・質的金融緩和
  5. 両端入れ

 

 

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