整理解雇
整理解雇とは、会社が労働者を解雇する普通解雇の一種で、事業を維持継続するためのコスト削減等を目的に行う解雇のこと。使用者(会社)がその経営上の理由で行う解雇の事を指す。いわゆるリストラの一環として行われることが多い。
ただ、整理解雇は、労働契約法第16条に「 解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。」とあるように、業績が悪いという一方的な理由だけで実施することはできない。
整理解雇を行うには次の4要件が必要となる。
- 人員削減の必要性
- 解雇会費努力義務の履行
- 被解雇者選定の合理性
- 手続きの妥当性
この4要件を満たさない場合、整理解雇といえども権利の乱用として不当解雇となる場合がある。