ハト派・タカ派(金融政策用語)
日銀やFRB(連邦準備制度理事会)などの中央銀行の発言内容について「ハト派」「タカ派」といった表現がされることがある。こうしたハト派、タカ派という言葉の意味を紹介。
ハト派(dovish persons)、タカ派(hawkish persons)というのはそれぞれ政治用語として使われてきました。ハト派=穏健派・平和主義。タカ派=強硬派。といった意味で使われる。
金融政策においては、中央銀行理事などの発言内容が、ハト派的、タカ派的といったように表現され、金融引き締め、金融緩和の材料とされることがある。
ハト派・・・景気の見方は慎重であり、金融緩和政策を志向する。
タカ派・・・景気の見方は強気であり、金融引き締めを志向する。
といった具合になる。中央銀行総裁やFRB議長といった発言力の高い要人の発言がハト派的であれば、「株高、債券安」につながりやすく、タカ派的であれば「株安、債券高」につながりやすいとされる。