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金本位制に関するQ&A

金本位制に関する質問情報を掲載しています。用語解説については「金本位制」をご覧ください。

2011年10月29日 Q.質問
お金について 過去にお金(紙幣)に価値を持たせるために 金本位制などでお金=金と交換できるものとして お金(紙幣)=価値のあるもの として従来は行われてきましたが では、金本位制ではなくなった現在では どのようにしてお金=価値のあるものとして認識されているのでしょうか? 従来から続いている伝統みたいなもので皆さんの中にある既存概念として 価値のあるものとしての位置づけがなされているのでしょうか? 分かる方がいましたらお願いいたします
2011年11月02日 A.回答
お金も含む個人や企業の財産は、 価値の理由によって、おおざっぱに3つの グループに分けられます。 ①それ自体が、価値があるとみなされているもの。 ②他人に対する請求権(債権)、持ち分(株式) ③繰延資産といわれるもの、 このうち、③の説明は省略します。関係ないので。 ①には、例えば、家屋、土地、家財道具、自動車、 設備、機械、自動車、食料、消耗品、美術品、 貴金属・宝石などがあります。 ②には、切手(保有者から見て)、印紙(保有者から見て)、 預貯金(預金者から見て)、 社債・国債(保有者から見て)、などがあります。 なお、持ち分(株式)については、難しい問題があるので、 ここでは除外して考えます。 ①は、要するに、それ自体に価値があるわけだから、 それを持っている人は、それ自体の価値によって 自分は財産が有りますよ、といえるわけです。 それぞれの資産の市場価値によって、 その保有者の財務状況が左右されることはあっても、 他者の財務状況が 保有者の財務状況ににかかわるわけではありません。 ところが、②は、その持っている財産そのものは、 紙切れなわけです。ただの紙切れが、価値がある、といわれるのは、 誰かが、義務を負っている(これを「負債」といいます)からです。 たとえば、郵便切手に価値があるのは、 郵便局が、将来、それを張り付けた郵便物を 目的地まで郵送する、という義務を負っているからなんです。 あるいは預貯金であれば、郵便局や銀行が 顧客の払い戻し請求に応じて お金を払戻ししたり、ほかの銀行の口座に 振替をする義務を負っているわけです。要するに、 切手や預金や有価証券は財産ですけれど、 必ずどこかで誰かがそれと同額の負債を背負っているわけです。 ですから ②に属する財産の場合には、それに額面通りの価値があるかどうかは、 市場の価格だけでなく、義務を負っている人の信用状況に 依存しているわけです。また、①と違って、それが増えたからといって、 世の中が豊かになるわけでも、GDPが増えるわけでもありません。 ところで、お金ですが、 やはりほかの財産と同じで、それ自体に価値がある場合もあれば、 ほかの人に負債を負わせることで成立している場合もあります。 金貨・銀貨であれば、それは、素材そのものが価値を持っていると みなされるわけです。これは、上記の区分でいえば、①に当たります。 紙幣になると、そうはいきません。紙幣は 中央銀行(日銀)の負債として発行されています。 したがって、その価値は、発行元である中央銀行の 清算可能性に依存しています。ただ、中央銀行と 直接取引できるのは、政府と、日銀に口座を開いている金融機関だけですので、 日々、紙幣を利用している私たちにはわかりずらいのですが、 実際にはほかの有価証券と同様、 単に発行元である中央銀行の清算可能性にのみ依存しています。 原則として、中央銀行は、民間銀行に 自行の負債を貸付します。つまり、中央銀行の負債である 紙幣が増えるときには、それと同額の民間銀行の中央銀行に対する 負債が増えるわけです。 一般に、企業が生産活動を行うときには、 生産物が販売され、現金収入を手にする前に、 設備を整え、材料を仕入れ、労働者を雇用し、 公共料金などを支払う必要があります。 そのため、企業は通常、営業に先立ち、 お金を銀行から借り入れます。もちろん、実際に 企業が活動するときの資金調達は 銀行借入ばかりではありませんけれど、 どのようなお金であれ、そのおおもとは、 銀行が誰か(個人・企業・政府)に貸し付けたお金です。 企業は、そのお金を元手に生産活動を行います。 そして、生産活動の結果、生産物が生産されたら、 それを販売して、売上を立てて、 その中から、借入れたお金を銀行に返済します。 そして、銀行は、そうやって返済されたお金の一部を 中央銀行の返済のために用いるわけです。 ですから、基本的には 世の中に流通しているお金と、世の中に流通している商品の量は バランスして、物価が安定していると考えて 差支えないわけです。 もちろん、生産物の大きな部分を、資本財や輸出財が 占めている場合には、短期的には 物価が上昇します。また、中央銀行の負債が、 もっぱら生産活動ではなく、 消費活動のため発行される場合には、 長期的にも物価が上昇し続けます。これらは いずれも、貨幣の量と最終消費財の量のバランスが 崩れるために起こる現象です。
 

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