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VaR(Value at Risk)に関するQ&A

VaR(Value at Risk)に関する質問情報を掲載しています。用語解説については「VaR(Value at Risk)」をご覧ください。

2016年01月14日 Q.質問
長期金利が最低更新 0.190%、リスク回避強まる 以下の記事で長期金利が最低更新されたというニュースが発表されていました。 http://www.nikkei.com/article/DGXMZO96099550U6A110C1000000/ 記事の中に ” 市場では「下がりすぎた金利がやがて急反発する」(UBS証券の井川雄亮氏)との警戒が強まっている。2003年の「VaR(バリュー・アット・リスク)ショック」と呼ばれる金利急騰や、13年の異次元緩和導入直後の大幅な金利上昇は、いずれも金利が過去最低水準まで下がった後に起きた。15年1月に過去最低の0.195%を付けた後も、長期金利は短期間で0.5%台まで跳ねている。” という一文があるのですが、金利が下がりすぎるとなぜ急反発するのでしょうか?!最近経済のことを学びはじめたばかりでよくわからないので、詳しいかたがいれば教えていただきたいです。よろしくお願い致します。
2016年01月18日 A.回答
「金利が下がりすぎた後の急反発」とはすなわち、「金利が急に上昇すること」=「債券の価格が急に下がること」を意味していますよね 債券は主に機関投資家(多くはよくご存知の銀行や生命保険会社といった金融機関です)が保有主体で、いろいろな投資家が買ったり売ったりするため、価格が上がったり(金利は低下)、下がったり(金利は上昇)しています。 ご質問の回答に当たっては、売ったり買ったりするときの行動心理がキーポイントになると考えます。 価格が上がる傾向にある局面では誰もが買う行動に対して慎重になります。買うか買わないか悩みながら少しずついろいろなタイミングで買いが入るのです。金額も値段もタイミングも分散されるので、ゆっくり価格が上がる(=ゆっくり金利が下がる)ことが一般的です。ボラティリティが下がりながら金利が低下する状況です。(ボラティリティは金融用語ですが、要は変動幅とご理解ください。) ところが状況が変わり、ひとたび何かを契機として金利が上が(価格が下が)り始めると、持っているものを売りたい投資家が増えます。誰もが他人より早く売りたいので同じタイミングに売りが集中します。そうするとボラティリティは上昇し、すなわち金利の上昇も急になります。 長い時間をかけて投資家が債券保有を積み増すことで金利が低下し、時に1998年の”運用部ショック” や2003年の”VaRショック”で、売りが集中し金利が急反発する局面を経験してきました。それらの経験から、現在の低金利状態も過去と同じような急激な金利上昇を招くリスクをはらんでいる、というのがご質問者様がご覧になった記事の主旨でしょう。歴史は繰り返す、という推測です。 蛇足ですがもう少し付け加えさせて頂きますと、上で挙げた『1998年の”運用部ショック” や2003年の”VaRショック”』が起きた時と現在では「金利が下がりすぎ」た背景が違います。 1998年は当時の大蔵省が買い入れていた債券の金額を減らすという報道がマーケットにとって大きなサプライズとなり、そのニュースを見て誰もが驚き一斉に債券を売りました。2003年は、不良債権処理に伴いその原資を稼ぐため機関投資家が債券売買による収益を求めて債券を積極的に売買していました。金利が下がったら売りたいと考えている主体が大多数だったため、不意の金利上昇時にやむを得ず保有を減らす行動が重なり「ショック」と呼ばれるほどの急反発になりました。 一方現在は、マネタリーベースを増やすことを金融政策の目的とし、日本銀行が大量の国債を市中から買い続けていることでこのような低金利環境が続いています。日本銀行は一般の機関投資家と違い、金利が一時的に上昇しても保有している債券を売却しないため、過去に経験したような急反発にはならないのかもしれません。 歴史は繰り返さないのでは、という推測が逆に今の低金利を長引かせているのかもしれません。 ご参考になれば幸いです。 (回答をなるべく簡素化するため、付随して議論すべきポイントを敢えて割愛しているところもあります。また、解釈は様々だと思いますので違うご意見もあろうかと思います。ご了承ください。)
 

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