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為替プレミアムに関するQ&A

為替プレミアムに関する質問情報を掲載しています。用語解説については「為替プレミアム」をご覧ください。

2011年11月27日 Q.質問
円キャリートレードは本当に存在するのか 円高理由は「円キャリートレードの巻き戻し」。なんて話をテレビや新聞などで良くみます。JPモルガンアナリスト佐々木融氏の著書「弱い日本の強い円」にも、しっかり為替変動要因に挙げてられています。 しかし、「円キャリートレードなど存在しない」って意見も実は多いですね。渋沢健氏は円キャリートレードは存在しないと言い、ヘッジファンド時代に一度も円キャリートレードをしたことがないと、為替先物を使えば同じ効用が得られることも言及しています。 他の理由として、ヘッジファンドに低金利で貸す金融機関など存在しないなどもあります。確かに、知り合いの銀行マンに聞いたところヘッジファンドに貸すなら、市場金利に最低でも5%のプレミアムは上乗せされるそうです。これでは円キャリートレードのうまみはないですよね。 また、奇妙なのが公式な統計がないことです。OECDの400兆円という調査から、IMFの120兆円という調査まであります。2大機関の調査の値がこれほど違うとは… 本当のところは実在するのですかね。個人的には多少あっても、相場を動かすほどは存在しないと思っています。 ちなみに、小幡績氏の「すべての経済はバブルに通じる」によれば、実在の有無よりそう思われていることが為替に影響を及ぼすと説いています。そうなれば実態の確認などどうでも良い訳ですけどね。 ちなみに、某経済系新聞記者が「円キャリートレードは実在しない」主旨の記事を書いたらデスクにボツにされたとの話を聞きました。今までの新聞記事とつじつまが合わなくなるためらしい。つまり、新聞では円キャリートレードは存在することを前提に記事にしているようです。
2011年12月12日 A.回答
質問者の書かれているとおりです。極めて正しい認識だと思います。 質問というより、答に近いと思います。 要は、「低利(例えば3ヵ月LIBOR+α)で円を借りて、残存2年の高利の豪ドル債券を保有する」などの取引を実際に行う投資家がいるのか、ということですね。 こんなモロの円キャリートレードは、殆どないと思います。特に最近は全くないでしょう。実際、私も見たことがありません。 しかし、FXで、スワップ狙いの取引は相当あります。FXの参加者は円を借りているつもりはないかもしれませんが、回り回って、円を借りて外貨を買っていることになります(説明は省略)。 たぶん、FXが最大の円キャリートレードでしょう。 シカゴのIMMで円ショートしている人も、回り回って、円を借りていることになります。 日経新聞が書く円キャリートレードの心は、モロの円キャリートレードのことではありません。 円高に進んだときに外貨預金が増えたり、日本の投資家があまりの円の低金利に嫌気がさしてグロソブやブラジルレアル投信や豪ドル投信を買っていることを総称して言っているだけのことです。 彼らは、円を借りているわけではありませんが、自分の円預金を取り崩して外貨投信を買っているのです。 円キャリーの巻き戻しとは、おっしゃるとおり、『実在の有無よりそう思われていることが為替に影響を及ぼす』ということです。
 

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