金融・経済用語辞典は、最新の経済・金融に関する用語などを解説するインターネット辞書サイトです。

統合報告書に関するQ&A

統合報告書に関する質問情報を掲載しています。用語解説については「統合報告書」をご覧ください。

2015年07月21日 Q.質問
会計基準などについて述べた以下の文は正しいですか? ※長文です。 会計基準を国際的に統合しても経営者の会計行動が国際的に同じになるわけではないのかという事から整理しなければならない。法体系そのものの違いから、財務報告制度の違いを説明するのは難しいかもしれない。投資家保護や債権者保護、企業統治制度、所有構造などから財務報告制度の相違を説明した方が良いのかもしれない。例えば、Ball et al.(2003)は会計基準と経営者や監査人の誘因との相互作用に注目した。彼らによれば、香港やマレーシア、シンガポール、タイの東アジア諸国は会計基準と経営者や監査人の誘因との間の相互作用について希有な洞察を提供する。これらの諸国の会計基準は英米法諸国を源泉としている。しかし、これらの諸国の作成者の誘因は低い質を暗示する。彼らは財務報告の質は大陸法諸国よりも高くはないことを発見した。ここで財務報告の質は経済的損失を適時に認識するかどうかで操作化している。企業の資金調達方法によって、経営者と資金提供者の間の情報の非対称性を緩和する方法は異なる。これに関連し、監査人に求められる仕事にも違いが生じる。(財務報告の公共性を監査vs.税法や配当規制との一致性を監査)。 また、会計基準だけでなく、株主による訴訟が財務報告の質に影響を与える。これら東アジアの四カ国では株主による訴訟がほとんどない。したがって、国際会計の教科書や透明性指標、IAS支持で一般に見られるような誘因を無視して基準によって国を分類するのは間違いである。さらに、Spence(1973)のシグナリングモデルによれば、IASを採用するコストが低いならば、IASを採用しているか否かによって、投資家は財務報告の質を区別することができなくなる。つまり、IASを採用が財務報告の質についてシグナルとして機能しないことになる。そのため、財務報告の質が高い国ほど質の低い国と差別化するため、IASをそのまま受け入れないだろう。この研究では、判例法か制定法かという意味での法制度では、財務報告制度の相違を説明できないことを示している。Ball et al. (2003)は判例法諸国であっても財務報告の質が悪いことを明らかにしており、経営者と資金提供者の間の情報の非対称性を緩和する方法の違いから、財務報告の質の相違を説明している。
2015年08月05日 A.回答
下記はBallという学者やその他による国際基準とローカル基準(例えばJGAAP)について”経営者の会計行動”や”財務報告制度の違い”を述べており、正しいかどうかは読み手が判断するものかもしれません。議論の論点を提起しているように見えます。また、こちらは法令の観点から書いている文章に見えますので、弁護士などが基準を法令と置き換えて、書いているように見えます。 ”経営者の会計行動”とは、”企業は採用している会計基準に順守し、会計年度毎に報告するべきところへ報告する”、と翻訳する必要があるように、少し一般的な書き方とは違うため、法学部を卒業していないと、解釈を一貫させ、正しいかどうか議論することは意外と難しいかもしれません。 実務からいえば、例えばJGAAPによるPP&EをIFRSだから違う報告科目を使用するという事はあり得ないですので、大ざっぱにいえば、同じようなものであると思っています。ただし、減損処理の適用範囲や、減価償却の仕方の使用範囲、Inventoryに掛る先入後出法などに関しては、個々に議論していき、世界で統一にしようという動きがあるようです。
 

金融経済用語辞典TOP / Q&Aの元記事に戻る

このコンテンツは、Yahoo!知恵袋より自動取得しています。
金融情報に関するQ&Aという性質上「時事的な内容」も多く投稿されています。参考にされる場合には必ず投稿された日時をご確認下さい。また、内容の正確性は保証いたしませんのでご了承下さい。


Webサービス by Yahoo! JAPAN