WACCに関するQ&A
WACCに関する質問情報を掲載しています。用語解説については「WACC」をご覧ください。
2010年01月09日
Q.質問
WACC(加重平均資本コスト)の数字恥を承知で書きます…。WACCで求めて出した数字というのは、他人資本コスト<WACC<株主資本コストが理想なんでしょうか?財務・会計を最近Oから学んでいまして、本当にお恥ずかしい質問です…。WACCを求めたはいいんですけど、結局それが何を意味してるのか分からなくなりました。「数字は小さい程良い…?」のでしょうか?それとも数字が大きくても、株主資本コストより小さければいいのでしょうか??質問攻めになりましたが、一番知りたいのは‘数字の大きさが何を意味するか’です!漠然としていて申し訳ないですが、お答え下さると有り難いです。
2010年01月10日
A.回答
いずれも資金コスト、平たく言えば金利のことなので、支払う会社の側から考えれば安いに越したことはありません。まず、他人資本とは借入金のことなので、他人資本コストとは借入(あるいは社債などの)金利(利率)を意味します。次に、株主資本とは資本金のことですから、株主資本コスト(率)とは配当金総額/資本金、つまり株主側からいえば配当利回りを意味します。これを踏まえて、まず、WACCはそれらの加重平均で、かつ負になることはないのですから、「他人資本コスト<WACC<株主資本コスト」という関係式において、WACCが「真ん中にある」ことは、小学生の算数レベルのハナシとして当然です。次に、借入金利と配当利回りの比較では、1.借入金には担保を提供されることがある2.万一倒産した場合、株主より債権者への残余財産配当が優先される3.株価は変動することが多いが、貸付金や社債は(倒産や相当に信用が低下しない限り)基本的に提供した金額が返ってくるので、おカネを出す側から見れば、投資額を割り込むリスクの高い株式投資をするには高い利回りを要求したくなります。→いわゆる、ハイリスク・ハイリターンっちゅうヤツですねまた、他人資本への支払は単に経費として利息を払えばよいのですが、株主への配当に回す利益は法人税を払った後のおカネになりますから、仮に100の利益が上がったとしても税引き後の配当原資は60くらいに目減りする、つまり、投資家の手取り額から逆算すると、ただでさえ配当利回りを高くすることに加え、さらに法人税率で還元しただけのコスト(率)がかかることになります。→これを裏返せば、いわゆる借入金のレバレッジ効果、ということですしたがって、一般に「他人資本コスト<株主資本コスト」が成立しますから、最終的に「他人資本コスト<WACC<株主資本コスト」が成立する、ということになります。
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金融情報に関するQ&Aという性質上「時事的な内容」も多く投稿されています。参考にされる場合には必ず投稿された日時をご確認下さい。また、内容の正確性は保証いたしませんのでご了承下さい。
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