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既発債に関するQ&A

既発債に関する質問情報を掲載しています。用語解説については「既発債」をご覧ください。

2016年06月11日 Q.質問
【既発債券価格の決定方法】 現在経済の勉強をしている者です。 債券価格は金利の騰落が主要因で変動するというメカニズムは何となく分かるのですが、対象となる既発債の範囲や金利、価格 の求め方がイマイチ理解出来ません。 新発債の利回りに合わせる既発債の金利、利回り、価格の求め方は何でしょうか。 例えば、新発10年国債の金利が1%と仮定すると、新発債券価格は100円だと思いますが、既発債券価格は、過去10年間の10年国債の金利を加重平均して生まれる数値を基に利回り1%になる価格を決定するのでしょうか。 それとも、そもそも私の理解が基本から間違っているのでしょうか。 混乱しておりますので、どなたか詳しくご回答宜しくお願い致します。
2016年06月12日 A.回答
まず、わかりやすく一年債で考えてみましょうか。 まず、金利2%の新発債(額面100円)を100円で購入した(応札した)としましょう。そして、この新発債が発行時点では購入額と同じく100円で取引されると仮定しましょう。(本来は、この価格がぴったり100円になるとも限らない……購入者の金利変動予想に依存する……のですが、そのことは一旦置いておきましょう) その後間髪おかず、新発債の需要が亢進する何らかの事態(不況、国債発行不足など…)が生じ、新発債金利が1%に上昇したとし、その新発債が額面通り100円で取引されているとします。 このとき、金利2%の既発国債は当然「お買い得」になります。同じ100円を投資するとして、金利2%の方が金利1%よりお得なのは当たり前のことです。したがって、金利2%既発国債に購入意欲が集まります。 その結果、既発国債の取引価格は(需要供給原則に従って)上昇します。このとき、既発国債の取引価格はいくらになるのかというのが質問者の知りたいところかな、と推察します。 ここでは最も単純な利付け一年債で考えているので、金利2%額面100円の既発国債は、一年後に102円返ってくる債券ということになります。 ここで、金利2%既発国債のセカンダリーマーケット(二次市場)における市場取引価格が、もともとの100円から101円に上がると、102/101≒1.01なので、金利2%既発国債は実質的に「年利1%の投資案件」になることがわかります。当然ながら、これ以上の値上がりはしません。なぜなら、これ以上取引価格が値上がりするようなら、金利1%の新発債を買う方が「お買い得」になるからです。 こうして、金利2%既発国債の価格は決定することになります。このように、市場参加者がより得になる投資を選択した結果として、どの投資案件においてもリスクリターンが平準化するような取引のことを、裁定取引(Arbitrage、アービトラージ)といいます。 これが複数年債になると、年毎に入ってくる利子の再投資による複利を計算に入れる必要があるので、少し計算がややこしくなりますし、金利変動リスクをどう評価するかという問題も出てくるので厄介なのですが、基本的な考え方は上記に則ったものです。
 

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