アクリーション
Accretion
- 英語
- Accretion
- 領域
- 債券・会計・企業金融
- 確認の中心
- 割引債の償却原価と市場価格を分ける
アクリーションとは
アクリーションは、額面を下回る価格で取得・発行した債券について、満期に向けて帳簿上の価額を償還額へ近づける増価処理を指します。M&Aでは、取引後に1株利益などが増えるという別の用法もあるため、文脈の確認が必要です。
債券では取得価額と償還額の差額を、適用する会計基準と実効金利法などに従って各期間へ配分します。各期の利息収益に割引差額の配分が加わり、償却原価は満期の償還額へ近づきます。
図解
割引債のアクリーション
- 取得時償還額100の債券を95で取得
- 各決算期割引差額を利息収益へ配分
- 償却原価95から段階的に増加
- 満期償却原価が償還額へ近づく
- 別に確認市場価格と信用状態は独立して変動
仕組みと類似用語の違い
仕組み
債券では取得価額と償還額の差額を、適用する会計基準と実効金利法などに従って各期間へ配分します。各期の利息収益に割引差額の配分が加わり、償却原価は満期の償還額へ近づきます。
類似用語との違い
額面超で取得した債券の帳簿価額を満期へ向けて減らす処理は、一般にプレミアムのアモチゼーションです。アクリーションによる帳簿価額の増加は、市場価格の値上がりや発行体から元本が追加で支払われることとは異なります。
使い方・読み方と注意点
償還額100の債券を95で取得した場合、5の割引差額を残存期間へ配分し、帳簿価額を段階的に100へ近づけます。毎期同額とは限らず、実効金利法では期首の償却原価と実効金利率に応じて配分額が変わります。
会計上の測定区分、実効金利、減損、外貨換算、税務の扱いは基準や契約で異なります。帳簿価額が増えても信用悪化や金利上昇で時価は下がり得るため、償却原価、時価、償還可能性を別々に確認します。
アクリーションについてよくある疑問
- アクリーションを簡単にいうと何ですか?
- アクリーションは、額面を下回る価格で取得・発行した債券について、満期に向けて帳簿上の価額を償還額へ近づける増価処理を指します。M&Aでは、取引後に1株利益などが増えるという別の用法もあるため、文脈の確認が必要です。
- アクリーションは何と区別しますか?
- 額面超で取得した債券の帳簿価額を満期へ向けて減らす処理は、一般にプレミアムのアモチゼーションです。アクリーションによる帳簿価額の増加は、市場価格の値上がりや発行体から元本が追加で支払われることとは異なります。
- アクリーションを見るときの注意点は何ですか?
- 会計上の測定区分、実効金利、減損、外貨換算、税務の扱いは基準や契約で異なります。帳簿価額が増えても信用悪化や金利上昇で時価は下がり得るため、償却原価、時価、償還可能性を別々に確認します。
- 関連用語
- 割引債割引発行される債券
- アモチゼーションプレミアム償却と比較
- ゼロクーポン債利札のない債券の例
- YTM(最終利回り)実効的な利回りを確認
- 額面価格満期に近づく基準額