アジア通貨危機
Asian financial crisis
- 英語
- Asian financial crisis
- 領域
- 国際金融・通貨危機
- 確認の中心
- 単なる為替相場の下落ではなく、銀行の資産劣化、企業債務、外貨準備、短期資本移動、為替制度への信認が相互に悪化した複合危機です
アジア通貨危機とは
アジア通貨危機は、1997年にタイの通貨バーツへの圧力と為替制度変更を契機として、東アジア・東南アジアの複数国へ通貨下落、資本流出、金融・企業危機が波及した出来事です。
危機前には、短期の外貨建て資金を調達し、国内通貨建ての長期融資や不動産投資へ回す動きが拡大しました。通貨と満期の二重のミスマッチがあるなかで資金流入が反転し、通貨下落で外貨債務の返済負担が急増しました。
図解
通貨危機と金融危機の増幅
- 短期外貨調達海外資金への依存が高まる
- 国内長期運用融資・不動産へ資金が向かう
- 資金流出借換えが難しくなる
- 通貨下落外貨債務の国内通貨負担が増える
- 企業悪化返済難と資産価格下落
- 銀行損失不良債権と信用収縮
- 景気後退投資と雇用が縮小
- 信認低下追加の資金流出を招く
仕組みと類似用語の違い
仕組み
危機前には、短期の外貨建て資金を調達し、国内通貨建ての長期融資や不動産投資へ回す動きが拡大しました。通貨と満期の二重のミスマッチがあるなかで資金流入が反転し、通貨下落で外貨債務の返済負担が急増しました。
類似用語との違い
単なる為替相場の下落ではなく、銀行の資産劣化、企業債務、外貨準備、短期資本移動、為替制度への信認が相互に悪化した複合危機です。国ごとに経済構造、政策対応、被害の大きさは異なります。
使い方・読み方と注意点
国内通貨で売上を得る企業が1ドル=25単位のときに100万ドルを借りれば債務は2,500万単位相当です。通貨が1ドル=50単位へ下落すると、ドル建て元本は同じでも国内通貨換算負担は5,000万単位になります。
危機を単一の国や投機だけで説明しません。外貨建て短期債務、外貨準備、銀行監督、資産価格、経常収支、政策の信頼性を合わせて見ます。危機後は地域金融協力や外貨準備の重要性が強く認識されました。
アジア通貨危機についてよくある疑問
- アジア通貨危機を簡単にいうと何ですか?
- アジア通貨危機は、1997年にタイの通貨バーツへの圧力と為替制度変更を契機として、東アジア・東南アジアの複数国へ通貨下落、資本流出、金融・企業危機が波及した出来事です。
- アジア通貨危機は何と区別しますか?
- 単なる為替相場の下落ではなく、銀行の資産劣化、企業債務、外貨準備、短期資本移動、為替制度への信認が相互に悪化した複合危機です。国ごとに経済構造、政策対応、被害の大きさは異なります。
- アジア通貨危機を見るときの注意点は何ですか?
- 危機を単一の国や投機だけで説明しません。外貨建て短期債務、外貨準備、銀行監督、資産価格、経常収支、政策の信頼性を合わせて見ます。危機後は地域金融協力や外貨準備の重要性が強く認識されました。
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