決済機関
Clearing and Settlement Institution
- 英語
- Clearing and Settlement Institution
- 役割
- 取引後の清算・証券受渡し・資金支払いを支える
- 区別
- 運営主体である機関と、規則・ネットワークを含むシステムは別
決済機関とは
決済機関とは、資金や証券の取引が成立した後、当事者間の債権債務を整理し、証券の受渡しや代金の支払いを完了させる仕組みを運営する機関の総称です。扱う商品や工程により、清算機関、証券決済機関、資金決済システムの運営主体など役割が分かれます。
取引データを照合し、必要に応じてネッティングや債務引受けを行い、その後に証券口座と資金口座を振り替えます。DVPでは証券の受渡しと資金の支払いを条件付け、一方だけが実行される元本リスクを抑えます。最終的な円資金決済には日本銀行当座預金が使われる場面があります。
図解
約定後に証券と資金を同時に動かす
- 売り手証券を渡す
- 清算機関債務を整理・確定
- 買い手資金を支払う
- 証券決済口座上の受渡し
- 資金決済代金の最終支払い
仕組みと類似用語の違い
仕組み
取引データを照合し、必要に応じてネッティングや債務引受けを行い、その後に証券口座と資金口座を振り替えます。DVPでは証券の受渡しと資金の支払いを条件付け、一方だけが実行される元本リスクを抑えます。最終的な円資金決済には日本銀行当座預金が使われる場面があります。
類似用語との違い
清算は決済前に債権債務や受渡額を確定する工程、決済は証券・資金の移転を完了する工程です。決済システムはネットワークだけでなく契約、慣行、規則、法制度も含む仕組みであり、運営主体である決済機関と同義ではありません。
使い方・読み方と注意点
株式売買では、売買成立後に清算機関が参加者ごとの受渡しを整理し、証券保管振替の仕組みと資金決済を連動させます。利用者からは一つの取引に見えても、約定、清算、証券決済、資金決済は異なる工程です。
決済機関を評価するときは、対象商品、債務引受けの有無、担保・証拠金、ネッティング方式、決済の時点、ファイナリティ、障害時の代替手段を確認します。名称だけでは担うリスクや法的役割は決まりません。
決済機関についてよくある疑問
- 決済機関を簡単にいうと何ですか?
- 決済機関とは、資金や証券の取引が成立した後、当事者間の債権債務を整理し、証券の受渡しや代金の支払いを完了させる仕組みを運営する機関の総称です。扱う商品や工程により、清算機関、証券決済機関、資金決済システムの運営主体など役割が分かれます。
- 決済機関は何と区別しますか?
- 清算は決済前に債権債務や受渡額を確定する工程、決済は証券・資金の移転を完了する工程です。決済システムはネットワークだけでなく契約、慣行、規則、法制度も含む仕組みであり、運営主体である決済機関と同義ではありません。
- 決済機関を見るときの注意点は何ですか?
- 決済機関を評価するときは、対象商品、債務引受けの有無、担保・証拠金、ネッティング方式、決済の時点、ファイナリティ、障害時の代替手段を確認します。名称だけでは担うリスクや法的役割は決まりません。