エマージング債
Emerging-market debt
- 英語
- Emerging-market debt
- 領域
- 国際債券・新興国投資
- 確認の中心
- 発行体と表示通貨を分けてリスクを見る
エマージング債とは
エマージング債は、新興国の政府、政府関係機関、企業などが発行する債券の総称です。米ドルやユーロなどのハードカレンシー建てと、発行国の現地通貨建てがあり、発行体だけでなく通貨でリスク構造が変わります。
ハードカレンシー建てでは基準国債利回りに発行体の信用・流動性スプレッドが上乗せされます。現地通貨建てでは国内金利、インフレ、金融政策、為替が強く影響します。国債と社債でも返済原資や法的順位が異なります。
図解
エマージング債を通貨で分ける
- ハードカレンシー建て米ドル・ユーロ金利と信用スプレッド
- 現地通貨建て国内金利・インフレ・現地通貨
- 共通発行体信用と流動性を負う
- 円投資家最後に対円為替を反映
- 選択利回りではなく全リスクを比較
仕組みと類似用語の違い
仕組み
ハードカレンシー建てでは基準国債利回りに発行体の信用・流動性スプレッドが上乗せされます。現地通貨建てでは国内金利、インフレ、金融政策、為替が強く影響します。国債と社債でも返済原資や法的順位が異なります。
類似用語との違い
エマージング債はすべて低格付けのジャンク債とは限らず、投資適格の国・企業も含みます。先進国の企業が新興国通貨で発行した債券は通貨エクスポージャーを持ちますが、発行体区分まで自動的に新興国になるとは限りません。
使い方・読み方と注意点
ブラジル政府のレアル建て債券を日本の投資家が保有すると、現地金利低下による価格上昇があっても、レアル安で円換算損失になる場合があります。米ドル建てならレアルの直接影響は小さくても信用スプレッドとドル円が効きます。
高い表面利率だけで選ばず、ソブリン・企業信用、財政、外貨準備、政治・資本規制、通貨、インフレ、金利、期間、流動性、準拠法、税、デフォルト時の回収を確認します。ファンドでは国・通貨集中と為替ヘッジも見ます。
エマージング債についてよくある疑問
- エマージング債を簡単にいうと何ですか?
- エマージング債は、新興国の政府、政府関係機関、企業などが発行する債券の総称です。米ドルやユーロなどのハードカレンシー建てと、発行国の現地通貨建てがあり、発行体だけでなく通貨でリスク構造が変わります。
- エマージング債は何と区別しますか?
- エマージング債はすべて低格付けのジャンク債とは限らず、投資適格の国・企業も含みます。先進国の企業が新興国通貨で発行した債券は通貨エクスポージャーを持ちますが、発行体区分まで自動的に新興国になるとは限りません。
- エマージング債を見るときの注意点は何ですか?
- 高い表面利率だけで選ばず、ソブリン・企業信用、財政、外貨準備、政治・資本規制、通貨、インフレ、金利、期間、流動性、準拠法、税、デフォルト時の回収を確認します。ファンドでは国・通貨集中と為替ヘッジも見ます。
- 関連用語
- ソブリン債政府が発行する債券
- カントリーリスク国固有の不確実性
- 信用リスク返済能力のリスク
- 為替リスク円換算へ影響する為替
- MSCIエマージング・マーケッツ・インデックス新興国株指数との違い