外貨預金

Foreign Currency Deposit

英語
Foreign Currency Deposit
主な損益要因
外貨金利・為替変動・為替手数料

外貨預金とは

外貨預金は、米ドルやユーロなど日本円以外の通貨で元本と利息を管理する預金です。外貨での元本額は預金条件に従って維持されますが、円に換算した受取額は為替相場と手数料によって増減します。

図解

外貨預金の円換算フロー

  1. 円資金預入れ元本
  2. TTS等円から外貨へ交換
  3. 外貨預金外貨建てで利息・元本
  4. TTB等外貨から円へ交換
  5. 円で受取り為替差損益と手数料を反映
円をTTS等で外貨に交換して預け、払戻し時はTTB等で円に戻すため、為替変動と往復の差が損益に影響します。

TTS・TTBと為替コスト

銀行の基準となる仲値(TTM)が1米ドル=100円で、円からドルへ交換するTTSが101円、ドルから円へ戻すTTBが99円なら、10万円で購入できるのは約990.10ドルです。この外貨を為替相場が動かないまま円へ戻すと約98,020円となり、金利を考えなければ往復のレート差で元本を下回ります。

実際のレート幅は通貨、銀行、取引方法、預入額で異なります。外貨現金の入出金や送金には別のレート・手数料が設定されることもあります。

損益を決める3つの要素

外貨金利

預入期間や通貨に応じて外貨建ての利息を受け取ります。表示金利と適用期間を確認します。

為替変動

預入時より円安なら円換算額が増え、円高なら減ります。利息を上回る為替差損もあり得ます。

手数料・税金

為替スプレッドや送金費用が収益を減らします。利息や為替差益の税務上の扱いも取引状況によって確認します。

主なリスクと確認点

為替リスクに加え、中途解約の制限、銀行の信用リスク、通貨によって交換しにくくなる流動性リスクがあります。外貨定期預金は原則として満期前に解約できない、または所定の条件が適用される商品があります。

日本の預金保険制度では、外貨預金は保護対象外です。金融機関が破綻した場合の扱いは、円預金の定額保護とは異なります。契約前に商品説明書で満期、適用金利、交換レート、手数料、解約条件を確認します。

外貨MMFとの違い

外貨MMFは、外貨建ての短期金融商品へ投資する投資信託です。外貨預金とは運用先、価格変動、費用、資産保全の仕組みが異なります。「外貨で保有する」という共通点だけで同じ商品とは考えません。

外貨預金についてよくある疑問

外貨の元本は保証されますか?
外貨建ての元本額と円換算額は分けて考えます。円高や交換コストにより、円で受け取る金額は預入時の円額を下回ることがあります。
為替が動かなければ損をしませんか?
TTSとTTBの差があるため、利息がそのコストを上回らなければ円換算で元本割れすることがあります。
外貨のまま引き出せますか?
対応の可否と方法は銀行・商品によって異なり、外貨現金や送金の手数料がかかる場合があります。
カテゴリ
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