アセットアロケーション
アセットアロケーションとは資産配分を意味する。投資信託などでよく用いられる用語で、株式や債券、為替、不動産、キャッシュ(現金)などリスクやリターンの性質の異なる金融商品に資産を配分すること。またはその配分方針、戦略のこと。
個人の資産運用として利用する場合には、将来のリスクや自分自身のライフスタイルなどを考えた上で、将来設計までを踏まえたトータルな資産運用計画のことをさす場合もある。
資産運用全体においてもアセットアロケーション(資産配分)がもたらす影響は大きく、運用におけるトータルリターンは個別銘柄(株など)の運用成果ではなく、資産配分のバランスによってその8割が決定すると主張もされている。
アセットアロケーションは画一された配分方法があるわけではなく、資産の大きさ、リスク許容度、投資の目的、運用期間などに応じて決定する必要があり、人それぞれ異なる。
基本的には、「リスクをできるだけ最小化しつつ高いリターンを獲得することを目的として資産の配分を行う」というのがアセットアロケーションにおける資産運用のポイントとなる。
アセットアロケーションにおいて実際に資金の分散等を行いやすいのはやはり「投資信託」を活用した方法であり、特にETFやインデックスファンドなどを用いることで小額の資産でもアセットアロケーションが可能となる。