建玉上限
建玉上限（たてぎょくじょうげん）とは、株式の信用取引やFX取引、先物取引などの証拠金取引において建玉として保有できる上限額のことを指す。大きく当該金融機関における投資家個人個人に対する上限となる建玉という意味と、現在の証拠金において建てることができる建玉の上限という意味がある。
前者の場合、たとえば建玉上限5000万円という場合、当該金融機関においては、5000万円までしか信用取引等のポジションを持つことが出来ないという意味がある。後者については委託証拠金率が30%という証券会社で信用取引をする場合、200万円の証拠金で建てることができる上限は600万円ということになる。
この証券会社で2000万円の証拠金があれば理屈上は6000万円まで建て玉を保有することができるが、証券会社単位の建玉上限が5000万円という場合は5000万円までしかポジションをもてないということになる。