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2013年11月 アーカイブ

2013年11月 6日

空売り規制

空売り規制(からうりきせい)とは、株式を証券会社などから借りてそれを市場で売却し、その後買い戻す取引である「空売り」について2002年に投機的な売り崩しを含むために実施されてきた取引規制の一つ。2013年11月に規制が一部緩和され、空売りをする際の価格に対する規制(アップティックルール)が緩和された。

2013年11月5日以降は、現在の価格以下の値段でも空売りを出すことができるようになる。ただし、株価が10%以上基準価格より下落した場合には、ダウンティックでの空売りが規制される。
規制は10%以上下落した当日とその翌営業日。

アップティックルール

アップティックルールとは、空売り規制の一つで現在の価格より高い値段以外で空売りをしてはならないというルール。2002年より相場の売り崩しを防ぐために段階的に強化された。2013年11月にはアップティックルールが緩和され、原則としてダウンティックでの空売りも可能となった。

ただし、同時に10%ルールが設定され、基準価格より10%以上下落した場合、トリガー抵触となってアップティックルールが適用されるようになる。
アップティックルールは、相場が上昇局面の時は、直近約定価格未満での空売りが禁止、相場が下落局面の時は、直近約定価格以下での空売りが禁止される。

10%トリガーに抵触した場合、当日、翌営業日にアップティックルールが適用される。

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