取り付け騒ぎ
取り付け騒ぎ(とりつけさわぎ)とは、銀行などの金融機関や金融制度に対する不安などがおこり、預金者が自分が預けている預貯金等を取り戻そうとして金融機関に集まり混乱を起こす現象のことを指す。個別の銀行の経営不振説といった不確かな情報でも起こることがある。
こうした取り付け騒ぎを発生させないために様々な施策が取られている。銀行預金のセーフティーネットである預金保険制度(ペイオフ)もそのひとつである。
取り付け騒ぎは時に、噂レベルで発生することがある。代表的なものとして「豊川信用金庫事件」があり、これは「信用金庫は危ない」という言葉が伝言ゲームの形で大きくなり。「豊川信金がつぶれる」という話にまで拡大して取り付け騒ぎとして知られている。