クロス取引
Cross Trade
- 英語
- Cross Trade
クロス取引とは
クロス取引(Cross Trade)とは、同じ銘柄に対して同じ数量、同じ価格での買い注文と売り注文をぶつける注文のこと。
詳しい説明
投資家が自分自身で買いと売りの注文を出す場合もあるが、大口取引(バスケット取引など)の場合証券会社が相手方となるケースもある。
第1に、投資家が自分自身でクロス取引を行う場合としては年末における損益の調整(益出しや損出し)の他、権利付最終日に現物買いと信用売り(空売り)を組み合わせて、株主優待の権利を得て翌日に再度クロス取引を行うことで、株価変動によるリスクを0にして株主優待の権利だけを得ることを目的とする場合などがある。
前者は例えば、1月~12月までの課税年度において通期で100万円の利益が出ている場合、株式譲渡益の税率が20%の場合20万円の納税義務が生じるが、12月中に、保有する株式のうち含み損が100万円あるものがあればそれをクロス取引することで、年度の利益を実質0円にすることができ、納税義務がなくなるという点である。(なお、これが利用できるのは個人のみで、法人の場合クロス取引は取引が行われたとみなさないとされている)
後者の場合は、現物買いの信用売りによる株主優待のタダ取りと呼ばれるものである。手数料コスト以外にコストがかからないため一見有効に見えるが、場合によっては逆日歩が発生するため必ずしも得とはいえない戦略である。(詳細は参考サイトを確認)
第2に、大口取引におけるクロス取引はToSTNeT市場などにおいてバスケット取引などが行われる場合は、相対する注文が当然都合よく現れるわけではないため、通常は証券会社(自己売買部門)が相手方となって注文を受け付ける。その際は同じ証券会社が同じバスケット注文の売りと買いが出されるクロス取引となる。
・株主優待を無料で手に入れる方法 株式を空売りしたまま権利付き最終日を迎えた場合、配当金相当額は差し引かれますが、株主優待分の差引はありません。これを利用して、現物株を買い、同量をつなぎ売り(空売り)しておくことで、配当金はもらえませんが、株主優待だけをゲットすることができます。