クロス取引
Cross trade
- 英語
- Cross trade
- 領域
- 株式売買・注文照合
- 確認の中心
- 自分の売り注文と買い注文を同時・同価格で約定させ、権利移転を目的としない仮装売買は、正当なクロス取引ではありません
クロス取引とは
クロス取引は、同じ銘柄・数量の売りと買いを対応させて成立させる取引の総称です。証券会社が複数顧客の注文を取引所ルールに沿って照合する大口取引や、投資家が現物買いと信用売りを組み合わせる取引など、文脈で意味が異なります。
大口取引では価格・数量等を調整し、立会市場またはToSTNeT等の立会外市場へ売買注文を出して、実際に所有権と資金を移転します。優待取得でいうクロスは、現物の買いと売建てを同時期に作り、後に現渡し等で解消する価格ヘッジです。
図解
クロス取引と仮装売買の境界
- 顧客間クロス異なる当事者へ実際に権利移転
- 立会外取引市場ルールの価格・数量で執行
- 優待クロス現物買いと信用売りの別建玉
- 自己対当権利移転のない自己売買は要注意
- 仮装・馴合誤認目的の取引は法令で禁止
仕組みと類似用語の違い
仕組み
大口取引では価格・数量等を調整し、立会市場またはToSTNeT等の立会外市場へ売買注文を出して、実際に所有権と資金を移転します。優待取得でいうクロスは、現物の買いと売建てを同時期に作り、後に現渡し等で解消する価格ヘッジです。
類似用語との違い
自分の売り注文と買い注文を同時・同価格で約定させ、権利移転を目的としない仮装売買は、正当なクロス取引ではありません。他人を誤認させる目的の仮装・馴合売買は金融商品取引法で禁止されます。損出しも、注文方法と実質的な権利移転が重要です。
使い方・読み方と注意点
機関投資家Aが10万株を売り、Bが同数を買う合意をし、証券会社が市場ルールに従ってToSTNeTで執行すれば、価格インパクトを抑えながら権利を移せます。価格、適時開示、最良執行等の条件は取引方式に従います。
優待クロスには手数料、貸株料、逆日歩、配当落調整、片側未約定、在庫切れがあります。税務上の損益実現や取得価額は個別取引の事実で判断されます。自己注文同士が約定しそうな発注は避け、証券会社の注文ルールと不公正取引規制を確認します。
クロス取引についてよくある疑問
- クロス取引を簡単にいうと何ですか?
- クロス取引は、同じ銘柄・数量の売りと買いを対応させて成立させる取引の総称です。証券会社が複数顧客の注文を取引所ルールに沿って照合する大口取引や、投資家が現物買いと信用売りを組み合わせる取引など、文脈で意味が異なります。
- クロス取引は何と区別しますか?
- 自分の売り注文と買い注文を同時・同価格で約定させ、権利移転を目的としない仮装売買は、正当なクロス取引ではありません。他人を誤認させる目的の仮装・馴合売買は金融商品取引法で禁止されます。損出しも、注文方法と実質的な権利移転が重要です。
- クロス取引を見るときの注意点は何ですか?
- 優待クロスには手数料、貸株料、逆日歩、配当落調整、片側未約定、在庫切れがあります。税務上の損益実現や取得価額は個別取引の事実で判断されます。自己注文同士が約定しそうな発注は避け、証券会社の注文ルールと不公正取引規制を確認します。