金融経済用語辞典の「投資一般」に関するカテゴリー記事(用語)の一覧です。
4本値
4本値(よんほんね)とは、相場における価格の中で、一定期間における「始値」「高値」「安値」「終値」の4つの値段のことを指す。ローソク足の場合はこの4つの要素により形状が確定される。
72の法則
72の法則とは、金融・投資において複利効果によって資金を元本の2倍にするためにかかる期間を計算する方程式のこと。72を金利で割ることによって、2倍にするために必要な期間を計算することができる。また、逆に72を2倍にしたい年数で割れば、そのために必要な利回りを算出することもできる。
Ask
Ask(アスク)とは、マーケットメイカーが提示する証券や金融相尾品、為替の売値のこと。Askは売値と訳されるがこれはマーケットメイカー(証券会社・銀行など)側から見た意味となるので、投資家とマーケットメイカーが直接取引きする際、Ask(アスク)は買値となる。
Bid
Bid(ビッド)とは、マーケットメイカーが提示する証券や金融商品、為替の買値のこと。Bidは買値と訳されるが、これはマーケットメイカー(金融機関等)にとっての意味となるので、投資家とマーケットメイカーが取引する際、Bid(ビッド)は売値となる。
EBITDA
EBITDA(イービットディーエー/イービットダー)とは、利払い・税金・償却前利益のことを指す。Earnings Before Interest,Tax,Depreciatiion and Amotizationの略。
EPS(一株あたり利益)
EPS(Earnings Per Share)とは、株式における一株あたり利益のこと。税引き前利益を発行済み株式総数で除したもの。企業がどれだけの利益を上げたのかを一株という単位で割ったものである。
FX
FX(Foreign Exchange)とは外国為替市場のこと。様々な受渡日において様々な通貨を呼応関する市場のことを指す。多くの場合取引は12ヶ月未満、スポット、フォワード、先物、オプションといった形態をとる。
MACD
MACD(Moving Average Convergence Divergence)とは、テクニカル分析手法の一つ。日本語ではマックディーなどとも呼ばれる。
PER(株価収益率)
PER(株価収益率:Price Earnings Ratio)とは、企業株価を企業の一株あたり利益(EPS)で割って計算することができる財務分析の一種。企業の投資価値を判断する上で非常に重要な比率の一つであり、企業株価が割高か割安かを示す指標として広く利用されている。
RSI
RSI(Relative Strength Index)とは、相対強度指数、相対力指数とも呼ばれる相場のテクニカル指標の一つ。相場の売られすぎや買われすぎなどを見る相場のモメンタムを図る指標である。オシレーター分析の一種。
アクティブ運用
アクティブ運用(あくてぃぶうんよう:Active management)とは、ベンチマーク(日経平均株価やTOPIX)などよりも高い運用成績(パフォーマンス)を出すことを目的とした運用手法の事を指す。
アセットアロケーション
アセットアロケーションとは資産配分を意味する。投資信託などでよく用いられる用語で、株式や債券、為替、不動産、キャッシュ(現金)などリスクやリターンの性質の異なる金融商品に資産を配分すること。またはその配分方針、戦略のこと。
アノマリー
アノマリーとは、投資用語として用いられる場合、常識や原理原則からは説明できないもののよくあたるとされる経験則のこと。たとえば、「節分天井、彼岸底」といった相場を示すような言葉については、実際によく起こるものの、その理由ははっきりとはしていない。
インカムゲイン
インカムゲイン(Income Gain)とは、資産を保有することによりその資産から生み出される収益のことを指す。代表的なインカムゲインとして銀行預金における金利(利息)や債券投資におけるクーポン、株式投資における配当金、不動産保有による賃料収入などが挙げられる。
インサイダー取引
インサイダー取引(いんさいだーとりひき:Insider Trading)とは、内部情報や非公開情報を利用して株式市場等での取引を通じて利益をあげること。多くの国では違法行為となっており、日本も例外ではない。
インデックス運用
インデックス運用(いんでっくすうんよう:Indexing)とは、ベンチマーク(日経平均株価など)と同じ値動きをするように運用する運用手法のこと。
エクイティファイナンス
エクイティファイナンス(Equity Financing)とは、株式の発行を伴う資金調達を意味する。新株の発行や転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行のように、エクイティ(株主資本)の増加をもたらす資金調達を総称してエクイティファイナンスと呼ぶ。
エクスポージャー
エクスポージャー(Exposure)とは、借り手に対して供与されている信用の総額。取引行動においては市場価格が変動することで利益や損失に結びつくということを意味する。金融資産の中で価格変動リスクにさらされている資産度合いをしめす。
オーダードリブン
オーダードリブン(Order Driven)とは、投資家からの売買注文が付けあわさせることにより価格が形成される市場のことを指す。こうした市場をオーダードリブン市場ともいう。なお、オーダードリブンによる価格決定方式のことを「オークション方式」とも呼ぶ。
キャピタルゲイン
キャピタルゲイン(Capital Gain)とは、保有資産を取得コストよりも高い値段で売却した際に生じる利益のこと。例えば、株式を購入して値上がりした際に売った利益のことをキャピタルゲインという。
キャピタルロス
キャピタルロス(Capital Loss)とは、保有資産の売却額が購入時の取得コストより下回っている状態、または下回っている状態で売却することを指す。
ギャン理論
ギャン理論とは、相場のテクニカル分析手法の一つ。米国の相場師、ウイリアム・D・ギャンが提唱した理論である。相場の時系列分析と独特の哲学に基づくルールによる売買手法。
コマーシャルペーパー(CP)
コマーシャルペーパー(Commercial Paper)とはCPとも呼ばれ、短期の無担保約束手形。割引方式(金利分を額面から差し引いて販売する方式。満期日に提示することで額面分を受け取れるので、差し引き分が金利相当となる)で発行され、金額と満期日を特定して発行される。
コンセンサス
コンセンサス(Consensus)とは、1株あたりの利益や配当、PERなどについてアナリストが示した予想の平均値のことを指す。市場コンセンサスなどともいう。
ショート
ショート(Short)とは、売りのポジションを持っていること。ロングの対義語。価格が下落したときに買い戻すことにより利益が得られると見込み資産を売却した状態にある投資家のポジションを指す。
ショートカバー
ショートカバー(Shortcovering)とは、ショートポジションを手仕舞いするために、空売りしていた証券や資産を買い戻すことを指す。ベアカバリングとも呼ぶ。
ストラテジスト
ストラテジスト(Strategist)とはそのまま訳すと「戦略家」となる。ここでは、金融・経済の分野では、投資に関する戦略を考える専門家のこと。アナリストとも似ているが、アナリストが個別の株式や業種の調査・分析を行うのに対して、ストラテジストはアナリストの分析を元に、相場(投資)に関するアイデアや投資方法を考えるプロである。
スプレッド
スプレッド(Spread)とは、価格差のことを指す。買値(Offer)と売値(Bid)の差を示し、通常はこのスプレッドが大きいほど市場においては流動性が不足しているとされる。為替取引において最も一般的に用いられる。
ダウ工業平均株価指数
ダウ工業平均株価指数(Dow Jones Industrial Average)通称DJIAとは、古くから利用されてきた米国における株式市場の指標の一つ。株価のベンチマークであることや、米国経済が与える世界的な重要性から世界の投資家が注目する主要30銘柄で構成されたもの。
ティック
ティック(Tick)とは、金融商品における価格変化の最小単位を示す。呼び値のこと。例えば、東京証券取引所1部(東証1部)における株価100円の企業の1ティックは1円であり、株価10000円超の企業の1ティックは10円といったようなもの。
テクニカル分析
テクニカル分析(てくにかるぶんせき:Technical Analysis)とは、相場における過去の変動を示したチャートを分析して将来の価格(株価など)の方向性を予測する手法。銘柄ごとにおける個別の因果関係は一切考えずに、過去の価格、出来高、時間軸などから未来の価格を予測する。
ディーラー
ディーラー(Dealer)とは金融商品の取引を行い、自己資金をもってポジション(建て玉)を取る個人または企業のことを指す。証券会社や銀行・保険会社の自己売買部門もディーラーに含まれる。
デイトレーダー
デイトレーダー(Day Treaders)とは、自己資金で売買を行うが一日の取引時間においてポジション(建て玉)を決済するトレーダー(投資家)の総称。一日に何度も株式や為替などを売買して利ざやを稼ぐ投資方法を行う投資家。
トレンドライン
トレンドライン(Trendline)とは、テクニカル分析における相場の方向性を確認するための特定の値動きを結んだ線を言う。トレンドラインを試す動きやその突破の有無などにより様々な意味があるといわれている。
トータルリターン
トータルリターンとは、投資において「インカムゲイン」に「キャピタルゲイン(キャピタルロス)」を加えたもので、投資における収益が正味いくらなのかを判断するための指標である。
ドルコスト平均法
ドルコスト平均法とは、市場商品への代表的な投資方法のひとつ。値動きがある商品を一定期間ごとに同じ「金額」を購入(投資)していく方法のこと。同じ「数量」を積み立てていく場合よりも取得原価を低くすることができる。定額購入法とも呼ばれる。
ノーセルリバランス
ノーセルリバランスとは資産運用において実施するリバランス(運用資産の再配分)を、保有資産の売買によって行うのではなく、追加投資によって実施するというもの。
ヒストリカルボラティリティ
ヒストリカルボラティリティ(Historical Volatility)とは、過去の価格や利回りの推移に基づいてボラティリティ(価格の変動率)を計算した数値のこと。通常ボラティリティという場合はこのヒストリカルボラティリティのことを指す場合が多い。HVとも。
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析(Fundamental Analysis)とは、基礎的要因分析とも呼ばれる。株式の価格などを予想する手法の一つ。企業業績や経済動向、政治、ビジネス環境といった企業活動における実態要因に基づいて行う分析・調査の事を指す。
プラスサムゲーム
プラスサムゲーム(Plus Sum Game)とは、ゲームに参加しているプレイヤーの利得の合計がプラスになること。なお、プラマイゼロのゲームを「ゼロサムゲーム」。マイナスになるゲームを「マイナスサムゲーム」という。
ベンチマーク
ベンチマーク(benchmark)とは、投資信託等の運用において、その運用目標となる指数のことを指す。日本株に投資をする場合はTOPIXや日経平均株価などが代表的。パッシブ運用の場合は、ベンチマークと同水準、アクティブ運用の場合はベンチマーク以上の成果を挙げることを目標としている。
ペーパーアセット・ハードアセット
ペーパーアセット(Paper Asset)とは、現金や株式や債券や投資信託といった有価証券をベースとした資産のことを指す。紙ベース(場合によっては電子化されたデータ)であるためこのように呼ばれる。
ボラティリティ
ボラティリティ(Volatility)とは変動率、標準偏差のことで、一定の期間内での株価や金利といった価値の変動性を示すもの。ボラティリティが高い場合は価値の大きな変動を意味し、ボラティリティが低い場合は価値の変動が少ないことを示す。
ポジション
ポジション(Position)とは、建て玉や持ち高のこと。投資家が証券やオプションなどを、どのような買い建て玉、売り建て玉により行っているかという建て玉状況のことをさす。買いと売りの残高のこと。
ポジショントーク
ポジショントーク(Position Talk)とは、投資において特定のポジション(買い建てや売り建て)などを盛っている者が、自分の持つポジションに対して有利な方向に導くために情報を流すこと、発言することを指す。ちなみに、和製英語である。
ポートフォリオ
ポートフォリオ(Portfolio)とは、投資家や機関投資家が保有する金融商品の組み合わせを指す。もともとは、「神挟み」の意。1970年代から利用されるようになったポートフォリオ理論により統計学と投資を結びつけ金融商品によるリスク分析とそれによるリスク分散(リスクの軽減)が重要視されるようになったもの。
モメンタム
モメンタムとは相場の動きなどについて用いられる言葉で方向性や勢いという意味。相場のモメンタムは強いという場合は相場の方向性・勢いは上向きであるというようにしめす。株価モメンタムや業績モメンタムというように様々な用いられ方がある。
リスクオン
リスクオン(Risk on)とは、投資家が積極的にリスク資産への投資を行うこと。または資産のうち安全資産である国債などを売り、株式などのリスク資産への資産配分を増加させることを言う。リスク選好とも呼ばれる。
リスク選好
リスク選好(りすくせんこう)とは、投資家が高いリターンを獲得するために、リスクのある取引を行うこと。また、そうした取引が好まれている地合い(相場環境)を指す。たとえば、「リスク選好のムードが高まり、債券が売られ、株が買われた。」といった感じ。
レバレッジ
レバレッジ(Leverage)とは、テコという意味で、レバレッジ取引は少ない資産で多くの取引をおこなうことを指す。通常は倍数で表現しレバレッジ4倍という場合は資産100万円で400万円分の投資をおこなっているという意味になる。
ロスカット
ロスカット(Loss Cut)とは、株式投資などの投資においてこれ以上の損失を発生させないために、既に損失が出ている状態ではあるが、投資対象を売却すること、ストップロス、損切り、手仕舞いなどとも呼ばれることがある。投資においてはこのロスカットができるということは非常に重要な成功の要素ともされている。
ロング
ロング(Long)とは、いわゆる投資における買い事を指す。買い状態にあることを「ロングポジション」と読んだりする。対義語は、ショート。
ロングヘッジ
ロングヘッジ(Long Hedge)とは、買いヘッジとも言われる。現物市場での価格上昇に対する安全策として先物やオプションを購入することを指す。ショートヘッジの対義語。
一株あたり純資産
一株あたり純資産(BVPS:Book Value Per Share)とは、企業の株価水準や財務状況を確認するに当たり重要な財務指標の一つ。株主資本から無形固定資産を引いて算出される。上場企業の株価はこの一株あたり純資産に左右されることも多い。
上値抵抗線
上値抵抗線(うわねていこうせん)とは、価格チャートなどにより示される売り圧力が強いことからそれ以上の価格になりにくい特定価格帯を指す。
乖離率
乖離率(かいりりつ)とは、直近の終値と単純移動平均との差を百分率(パーセンテージ)で示したテクニカル分析に用いられる指標の一つ。トレンドにおける割高・割安のシグナルとして活用される。
会社四季報
会社四季報(かいしゃしきほう)とは、東洋経済社が年に4回発売している日本の上場企業に関するハンドブック。昔から投資家必携の書籍として重宝されている。上場企業の状況に関する近況コメント、株主構成、財務データ、財務諸表、業績予想などが、一社一社記者がそれぞれの企業を訪問調査してコメントしている。
個人投資家
個人投資家(こじんとうしか)とは、機関投資家の対義語として使われる表現。組織としてではなく、個人として投資をするものを指し、プロ(専業)、アマは問われない。近年では、ネット証券の普及に伴い、デイトレードなどを通じて巨額の利益をえる個人投資家も数多く登場している。
値洗い
値洗い(ねあらい:Mark to Market)とは当日の終値を基にしてポジションやポートフォリオを評価替えして潜在的な利益や潜在的な損失を価値に反映させることを指す。時価評価ともいう。
出来高
出来高(できだか:Trading Volume)とは、特定の期間内において売買された証券の数などを示す。株式の場合は株数であり、先物取引の場合は枚で表現される。
分散投資
分散投資(ぶんさんとうし:diversification)とは、投資におけるリスクヘッジの一つ。投資の対象、時間、種類を分散させることによりそれぞれが持つリスクを分散させることでリスクを低減させるための投資手法のこと。
匿名組合
匿名組合(とくめいくみあい)とは、投資家が営業者のための出資をして、その営業者の活動によって得られる利益の分配を受けることを約束する出資形態のこと。日本においては商法535条で規定があり、TKと呼ばれることもある。
収益率配列リスク
収益率配列リスクとは、老後の資産運用において重要なリスクの一つ。投資(運用)を続けながら、その資産を取り崩す場合に運用の状況によって、資金が枯渇するリスクのことを指す。
取得価額
取得価額(しゅとくかがく)とは、ある投資商品等の取得に要した価格(取得原価)に対して、手数料や税金(消費税等)を加えたもの。なお、複数回に分けて購入した場合はそれを押しなべて計算することになる。
含み損
含み損(ふくみぞん)とは、株式等の有価証券、各種取引のポジションにおいて現時点で売却、精算した場合に損失が発生する状態のこと。対義語は含み益。時価が取得価格(簿価)を下回っている状態。精算しなければ損失は確定されない。
始値
始値(はじめね)とは、一日の取引時間(立会時間)の内で最初につけた値段のことを指す。ローソク足の足を構成する一つ。前場における寄り付きの株価を指す。寄り付き値と呼ばれることもある。
委託手数料
委託手数料(いたくてすうりょう)とは、株式ブローカー(証券会社)が取引を取り次いだ場合の報酬として支払を求める手数料のこと。
差金決済
差金決済(さきんけっさい)とは、直接の現金の受け渡しを行わずに反対売買による差金で決済をする取引のことをさす。たとえば、証拠金を預託して直接原資産の買い付けを行わないFX取引やCFD取引、先物取引などは差金決済が行われる。
市場予想平均
市場予想平均(しじょうよそうへいきん)とはコンセンサスのこと。株式市場の場合、アナリスト、エコノミスト、投資家といった市場関係者が想定、予想している水準の平均値。企業業績、一株利益(EPS)、政策金利、為替レートなど多岐にわたる分野で市場予想平均は調査・集計されている。
店頭取引
店頭取引(Over the Counter)とは、OTCとも呼ばれ、取引所の立会いなどを経由せず、ディーラー(証券会社等の金融機関)と投資家が電話やPC、ネットワークなどを用いて取引を行うことを指す。相対取引とも呼ばれることがある。たとえば投資家と銀行が直接「外国為替」をやりとりする「外貨預金」は店頭取引であるといえる。
建て玉
建て玉(たてぎょく)とは、特定の金融商品の持ち高のこと。買いと売りの残高を指す。ポジションとも呼ばれる。また、未決済の金融残高のことを指す場合もある。単に玉(ぎょく)と表現されることもある。
投機
投機(とうき:Speculation)とは、金融市場で大きな利益を見込み、大きなリスクを取ること。短期的な価格変動いより利ざやを得ようとする好意であり、商取引可能なものであれば全てが投機の可能性となる。
日経会社情報
日経会社情報(にっけいかいしゃじょうほう)とは、日本経済新聞社が年に4回発行している雑誌で、日本の証券取引所に上場している企業を図鑑のようにまとめたハンドブックのこと。会社四季報と並び、投資家必携の本とされている。
機会損失
機会損失(きかいそんしつ)とは、取引をしないこと(意思決定を行わないこと)によって、取引をした場合と比較した場合の差額のこと。実際に発生する損失ではなく、取引しなかったことで発生した「儲け損なった」金額のことを指す。
流動性リスク
流動性(りゅうどうせい)とは、経済学的には、投資商品などがいかに換金しやすいか(交換しやすいか)を表す言葉。流動性が高いという場合は換金性が高いという意味になる。例えばすぐに現金化ができる普通預金は流動性が高いが、土地や不動産など換金まで時間がかかる投資商品は流動性が低いと表現される。
現在価値
現在価値(げんざいかち)とは、発生時期が異なる貨幣価値を比較可能にするために将来の価値を一定の割引率を用いて現在時点に割り戻した価値のこと。現在割引価値、割引現在価値とも呼ばれる。
終値
終値(おわりね)とは、一日の取引時間における最終価格の事を指す。なお、引け値がない場合はザラ場中で最後につけた価格が終値となる。ローソク足における足を構成する要素の一つ。
維持証拠金
維持証拠金(いじしょうこきん)とは、証券会社やFX業者などが信用取引を行う顧客に対して要求する最低限の資金残高のことを指す。
財形制度
財形制度(ざいけいせいど)とは、正式には勤労者財産形成貯蓄制度という制度。勤労者の貯蓄や持ち家の取得促進を目的として事業主との協力により賃金から一定の金額を天引きして行う貯蓄制度のこと。単に「財形」と呼ばれることの方が多い。
買戻し
買戻し(かいもどし)とは、ショートの状態にあるポジションを手仕舞いするために行う、証券や資産の買戻しを行うことを指す。ベアカバリングとも呼ばれる
資産三分法
資産三分法(しさんさんぶんぽう)とは、自分の持つ資産(財産)を異なる性質を持つ3つの資産に分けて投資(保有)せよというポートフォリオ理論です。一般には、「現金」「土地」「株」の三つが指される場合が多いです。要するに、一つの性質を持つ資産に投資をしていると、何らかの不確実性(リスク)により大きな損失を出す場合があり、こうして分散しておく事でリスク分散が可能という意味になる。
質への逃避
質への逃避(しつへのとうひ)とは、金融市場の混乱等によって将来に対する不安が高まった結果、投資家たちが、リスクの高い投資からよりリスクの低い投資へと投資資金を移行することを指す。対義語は「リスク選好」。
逆張り
逆張り(ぎゃくばり)とは、相場の一般的なトレンドと逆方向または逆の方法で取引をする投資家の総称。市場に参加している多くの投資家とは逆の行動をとることを指す。
配当割引モデル
配当割引モデル(Dividend Discount Model)とはDDMとも呼ばれる投資理論の一つ。普通株式の理論株価は、将来的に予測されるディスカウント済みのキャッシュフローの合計値であるという考え方に基づく考え方。
黄金株
黄金株(おうごんかぶ)とは、Golden・Shareとも呼ばれるもの。通常は買収に関連する株主総会決議事項についての拒否権がつけられた特定の株式を指す。