金融経済用語辞典の「オプション取引」に関するカテゴリー記事(用語)の一覧です。
CAC40
CAC40とは、CAC40種指数とも呼ばれるフランスにおける代表的な株価指数の一つ。名前の通り40の代表銘柄により構成されている。
CBOE(Chicago Board Option Exchange)
CBOE(Chicago Board Option Exchange)とは、シカゴ商品取引所のことを指す。上場オプションを取り扱っている世界最大規模の取引所で、株式のオプションを専門に取り扱う。
CFD
CFD(Contract For Difference)とは、差金決済取引のこと。ヨーロッパにおいては株式取引の中でも多くのシェアを占めているという取引方法。証拠金を取引業者に預けて、株式、株価指数、債券、コモディティなど幅広い投資商品に差金決済により投資ができる。
CFTC(Commodities Futures Trading Commission)
CFTC(Commodities Futures Trading Commission)とは、米国の政府機関のひとつで、米国内におけるオプションや先物の取引所ならびその会員に対する監査権限を持つ。商品先物取引委員会。
DAX株価指数
DAX株価指数とは、ドイツにおける株価指数の中で最も注目されている指数で、優良銘柄30銘柄により算出される。時価総額加重指数として計算されている。
FTSE100指数
FTSE100指数とは、ロンドン証券取引所における株価のベンチマークとなる指数のこと。ロンドン証券取引所における出来高のおよそ70%を占めている英国企業100社で構成されている。
FX
FX(Foreign Exchange)とは外国為替市場のこと。様々な受渡日において様々な通貨を呼応関する市場のことを指す。多くの場合取引は12ヶ月未満、スポット、フォワード、先物、オプションといった形態をとる。
SPAN証拠金
SPAN証拠金とは、日経平均先物取引、オプション取引を行う上で、証券会社が顧客投資家に対して求める証拠金(保証金)のベンチマークとなる金額のこと。SPANは「The Standard Portfolio Analysis of Risk」の略。
SQ
SQ(Special Quotation)とは、特別清算指数と呼ばれる先物取引・オプション取引における最終精算価格のこと。日経先物や日経オプションのような指数は実体がないため先物取引やオプション取引で実際に現物をやり取りすることができないため、SQの価格をもって強制的に反対売買することになる。
eワラント
eワラントとは、カバードワラントの一種で、ゴールドマンサックス証券が発酵する有価証券。国内外の株式、株価指数、為替、商品(コモディティ)などの多くの投資商品に対して投資ができる。上昇すると予想する場合にはコールを、下がると予想した場合にはプットを選択する。
かぶオプ
かぶオプとは、東京証券取引所が取り扱う「株券オプション」の愛称。東証に上場している株券を対象にしたオプション取引。2011年9月現在で155銘柄が「かぶオプ」として取引ができるようになっている。(ただし、具体的に取引できる銘柄は証券会社により異なる)
アウトオブザマネー
アウトオブザマネー(Out of the Money)とはオプション取引用語。インザマネーの対義語。オプション取引の権利所有者が権利を行使した場合、損失が出る状態にある事を指す。
アセットオアナッシング
アセットオアナッシング(Asset or Nothing)とは、バイナリーオプション(デジタルオプション)において、満期時にインザマネーとなった場合に原資産と同じ価値を持ち、アットザネーやアウトオブザマネーの場合には価値がゼロとなるオプションのことをさす。
アットザマネー
アットザマネーとは、オプション取引において権利行使をした場合の利益がゼロとなる状態のこと。たとえば、ある株式Aを100円の権利行使価格で買えるコールオプションを買っていた場合、この株式Aの現在価格が100円の場合をアットザマネーと呼ぶ。
アメリカンオプション
アメリカンオプション(American Option)とは、オプション取引においてオプションの買い手が売り手に対して期間中であればいつでも権利行使が可能なタイプのオプション取引を指す。対義語はヨーロピアンオプション。
アメリカン・オプション
アメリカン・オプションとは、オプション権利行使期間の満了日を含む契約期間内であればいつでもオプション県権を行使できるタイプのオプションの総称。
イブニングセッション
イブニングセッションとは夕場取引とも呼ばれる先物、オプション取引のこと。平成19年より大阪証券取引所で導入された日経225先物取引、日経225mini取引、日経225オプション取引のことを指す。立会時間は夕場と呼ばれることから分かるように営業日16:30~23:30まで。
インザマネー
インザマネー(In The Money)とは、オプション取引用語の一つ。オプションの原資産の現在地がコール(購入)権利の行使価格よりも高い状態、もしくはプット(売却)権利の行使価格よりも安い状態を指す。
インプライドボラティリティ
インプライドボラティリティ(Implied Volatility)とは、将来の変動率(ボラティリティ)を予測したもの。オプション取引の場合、将来の原資産価格に対する取引となるので、変動率を利用するが、これも将来のものである必要がある。過去の変動率をもとにして、今後の相場予測や需給動向などが反映される。
エキゾチックオプション
エキゾチックオプション(Exotic Options)とは、オプション取引において通常のオプション取引(バニラオプション)に対してさまざまな付加的条件が付与されたものをさす。大きくは以下で示す「ノックインオプション」「ノックアウトオプション」「デジタルオプション」の3種がある。
オプション取引
オプション(Option)とは、原資産となる金融資産や商品などを売買する権利のこと。オプション取引とは、このオプション(権利)のやり取りのことを指す。オプションの購入者や所有者は売買する権利を保有しており、義務は伴わない。
オプション戦略
オプション戦略(おぷしょんせんりゃく)とは、ヘッジや投機を目的としてコールやプットを組み合わせる投資戦略のこと。オプション戦略には、ブルスプレッド、バタフライスプレッド、コンドルスプレッド、リスクリバーサル、ストラドル、ストラングルなどの種類がある。
オプション料
オプション料(おぷしょんりょう)とは、プレミアムとも呼ばれる。オプション取引においてオプションの買い手が売り手に対して支払うもので、売り手はオプション料を受け取る代わりに、買い手から権利行使の申し出があった場合その行使に応じなければならない義務を負う。
オープンポジション
オープンポジション(Open Position)とは、反対売買や手仕舞いなどをせずに残っている建て玉のことを指す。
カウンターパーティリスク
カウンターパーティリスク(CounterParty Risk)とは、FXや先物取引などのデリバティブ取引において、取引相手方(カウンターパーティ)の破たん等によるリスクのこと。
カクテルスワップ
カクテルスワップ(Cocktail Swap)とは、大規模な融資などのリスクを分散させるために金利や為替などの様々なスワップを組み合わせたものをさす。
カバードコール
カバードコール(Covered Call)とは、オプション戦略の一つ。現物資産を保有したまま、コールオプションを売る戦略のこと。
カバードワラント
カバードワラント(Covered Warrant)とは、原資産(株式など)の発行体とは別の第三者(銀行や証券会社など)がそれを裏づけとして発行するワラント(新株予約権)のことを指す。
ガンマ
ガンマ(Gamma:γ)とは、オプションにおける原資産の価格変化に対するデルタ(δ)の変化度合いを示した数値のこと。
キャッシュオアナッシング
キャッシュオアナッシング(Cash or Nothing)とは、バイナリーオプション(デジタルオプション)において、満期時にインザマネーとなった場合に固定化された価値を持ち、アットザネーやアウトオブザマネーの場合には価値がゼロとなるオプションのことをさす。
ギアリング比率
ギアリング比率(Geraring)とは、企業が保有する他人資本(負債)に対する自己資本(資本金)の比率。企業の債務支払能力を示す財務指標の一つ。デリバティブ市場におけるレバレッジ。
クレジットデフォルトスワップ
クレジットデフォルトスワップ(Credit Default Swap)とは、頭文字からCDSとも呼ばれるクレジットデリバティブの一種。貸付債券の信用リスクを保証してもらうオプション取引である。従来の銀行保証をデリバティブに作り変えたもの。
グリーンシューオプション
グリーンシューオプション(Green Shoe Option)とは、株式の増資や売出しなどの際に行われたオーバーアロットメント分について、幹事証券会社が大株主等から借り入れた株券を募集価格で株券を当該大株主から調達できる権利(オプション)のこと。
コーラブル・ボンド
コーラブル・ボンド(Collable Bond)とは、コーラブル債ともよばれる債券の一種。事前設定された償還価格と償還期日により繰上げ償還を請求する権利を保有者に対して与える債券のこと。
コールオプション
コール(Call)とは、オプション取引の一種。オプション保有者に対して原資産を購入する権利を付与するもの。オプションの買い手に対して、事前に決められた一定価格において原資産(株指数など)を買う権利を与える契約となる。
ショートストラングル
ショートストラングルとは、オプション取引における投資戦略の一つ。オプション戦略でも基本的な戦略の一つとなる。アウトオブザマネーの状態にあるコールとプットの両方を売る戦略となる。日経平均先物オプションの場合で解説を行う。
シータ
シータ(Theta)とは、オプションにおいて満期日までの残存期間に対するオプション価値の変化率。セータと呼ばれることもある。また、タイム・ディケイなどとも呼ばれる。
ストラドル
ストラドル(Straddle)とは、オプション戦略の一種。同一の行使価格と満了日を持つコールオプションとプットオプションを合成したものを指す。ストラドルの買い、ストラドルの売りなどの戦略がある。同一価格のプットオプションとコールオプションをどう数量買う(または売る)戦略を指す。
ストラングル
ストラングル(Strangle)とは、オプション戦略の一種。異なる行使価格と同じ満了日を持つコールオプションとプットオプションを合成したもの。
セータ
セータとは、オプション取引における市場感応度を示す指標の一つ。タイムディケイ(時間経過)によって失われるオプションの価値の大きさを予想する指標。なお、原資産価格変動、インプライドボラティリティの変動は考慮しない。
タイムディケイ
タイムディケイ(Time decay)とは、オプション取引において満期日が近付くことによるオプション料(プレミアム)の「時間的価値の減少」を指す。プレミアムは時間的価値と本質的価値の両方で構築されており、この時間的価値については満期が近くづくにつれて徐々に小さくなる。
デジタルオプション
デジタルオプション(Digital Option)とはエキゾチックオプションの一つ。期日の段階で特定の条件を満たし場合に特定の価値を持つオプション。バイナリーオプションとも呼ばれる。通常のオプション取引の場合、権利行使価格を上回る(下回る)ことでその分だけ受け渡し金額等が増えるがデジタルオプションの場合は、一定の条件を満たしていなければ無価値となる。
デリバティブ
デリバティブ(Derivatives)とは、先物やオプション、スワップといった金融派生商品のことを指す。金融派生商品は現物資産を原資産としてその価値の一部を現物資産価値に負っていることからそう呼ばれる。
デルタ
デルタ(Delta:δ)とは、オプションにおける市場感応度(センシティビティ)を示す指標の一つ。原資産の価格が1単位変化する場合に、オプション価格がどの程度変化するかを計測する。このデルタの変動率を「ガンマ」と呼ぶ。
デルタヘッジ
デルタヘッジとは、オプション取引において、デルタ(オプションにおける市場感応度を示す指標。原資産価格が1単位変化する場合のオプション価格の変化度合いのこと)を利用して、オプション価格変動リスクを回避する方法のこと。
ドイツ金融先物取引所
ドイツ金融先物取引所(Deutshe Terminborse)とは、DTBとも呼ばれるドイツにおける先物・オプションの取引所であったが、スイスのオプション金融先物取引所(SOFFEX)と合併し、現在はユーレックス市場(EUREX)となった。
ネイキッドポジション
ネイキッドポジション(Naked Position)とは、ヘッジをおこなっていない状態のロングポジションまたはショートポジションのことを指す。
ネガティブキャリー
ネガティブキャリー(Negative Carry)とは、ポジションにおける調達コストが運用収益を上回っている状態を指す。対義語はポジティブキャリー。
ノックアウト価格
ノックアウト価格とは、トリガー価格とも呼ばれる。EB債(他社株転換債)などがこのノックアウト価格にタッチすると、額面での償還が確定するというもの。このノックアウト価格が付帯されている条項のことを「ノックアウト条項」と呼ぶ。ちなみに、対義語には「ノックイン価格」というものがある。
バイナリーオプション
バイナリーオプション(Binary Option)とはオプションの一種で、満了日を含むオプションの権利行使期間内において、原資産があらかじめ定められた価格に到達した時点で決められた金額の支払がおこなわれるもの。
バタフライスプレッド
バタフライスプレッド(Butterfly Spread)とは、バーティカルスプレッドの一種で、同一商品かつ同一限月のオプションにおいて権利行使価格の異なる3つのオプションを複合して行うオプション戦略。
バニラオプション
バニラオプションとはプレーンバニラとも呼ばれるオプションの種類。エキゾチックオプションと異なり何も特殊な条件などが付帯していないオプション取引のことを指す。単にオプション取引という場合は、このバニラオプションの事を指す。
バリアオプション
バリアオプション(Barrier Option)とは、ノックアウトオプション、ノックインオプションなどがあるタイプのオプション取引。特殊条件が付帯するエキゾチックオプションのひとつ。一定価格(バリアー)に達すると有効または無効となるオプション取引。
バリアーオプション
バリアオプション(Barrier Option)とは、オプション取引の一種で、原資産の価格が事前に設定されている「バリア」という水準に達した時点で権利が発生(または消滅)するものを指す。
バーティカルスプレッド
バーティカルスプレッド(とは、同じ期間において行使価格の異なるコールの売りとプットの買い、プットの売りとコールの買い、またはプットの売りと買いを組み合わせるとオプション取引の手法。
ブラックショールズモデル
ブラックショールズモデルとは、ヨーロピアンオプションにいて広く利用されるオプションの価格評価モデルのこと。ブラックショールズ式(方程式)などとも呼ばれる。1973年にフィッシャーブラックとマイロンショールズにより提唱された。
ブルスプレッド
ブルスプレッド(Bull Spread)とは、オプション戦略の一種。同じ限月のコールオプションのうち、権利行使価格の高いコールオプションを売り、低いコールオプションを同一数量購入する戦略のこと。
プットオプション
プットオプション(Put Option)とは、オプション取引の一種。プットとは「原資産を一定の価格で売ることができる権利」のことを意味する。オプション取引では、このプットオプションを売買することができる。プットオプションには売り手と買い手が存在する。
プレミアム
プレミアム(Premium)とは、投資用語としてオプション取引においてオプションの買い手がオプションの売り手に対して支払う価格のこと。本質的価値と時間的価値が含有されている。
ヘッジ取引
ヘッジ取引(Hedging)とは、様々なリスクを最小化することを目的とした取引や行動の事を指す。例えば、輸出企業が為替の変動による営業上のリスクをヘッジするために、通貨オプションを購入(為替予約)する場合などが挙げられる。
ベアスプレッド
ベアスプレッド(Bear Spread)とは、オプション戦略の一種で相場に対してやや弱気な見通しの場合にとられる戦略の一つ。同じ限月の行使価格の低いオプションの売りと行使価格の高いオプションの買いを同数量行う戦略。
ベガ
ベガとは、オプション取引における市場感応度の一つ。他に「ガンマ」「ベータ」「セータ」などがある。インプライドボラティリティの変動に対するオプション価格の反応の大きさを示す指標となる。日経225先物の場合、ボラティリティが変化することでオプションのプレミアム(オプション料)がどれだけ変動するのかを示す指標となる。
ホリゾンタルスプレッド
ホリゾンタルスプレッド(Hokizontal Spread)とは、オプション取引における取引方法の一つ。ボラティリティの変化を見込み、行使価格が度応用で行使期間満了日が違う異なる契約を売買すること。主に行使期間満了日の違いによる価格差を利用する取引。
ボラティリティ・インデックス
ボラティリティ・インデックスとは、「VIX指数」「恐怖指数」とも呼ばれる指数の一つ。シカゴオプション取引所(CBOE)がS&P500を対象とするオプション取引のボラティリティ(変動幅)を元に公表している指数。ボラティティが高くなるほど指数は上昇する。
ヨーロピアンオプション
ヨーロピアンオプション(Europian Option)とは、オプション取引においてオプションの買い手が売り手に対してオプションの権利行使が可能なのが満期日のみというタイプの取引。対義語はいつでも行使可能なアメリカンオプション。
レシオスプレッド
レシオスプレッドとは、オプション戦略の一種。コール(orプット)のアウトオブザマネーの状態のものを1枚買うのに対して、同じ限月のアウトオブザマネーのコール(orプット)を2枚以上売るという戦略。ポイントはオプション売りによるプレミアムの受け取りが、オプションの買いによるプレミアム支払いを上回るようにすること。
ロールオーバー
ロールオーバー(Roll over)とは、先物取引やオプション取引などにおいて保有する建て玉がSQを迎える前に期先の限月以降のポジションへ乗り換えを行うことを指す。ロールオーバーを行うことによって投資家は保有するポジションを決済せずに維持することができる。
中心限月
中心限月(ちゅうしんげんげつ)とは、先物取引等において最も取引量が多い限月のことを指す。日本の場合、株価指数先物取引の場合は期近物が中心限月となることが多く、商品先物取引では期先物が中心限月取ることが多い。
原資産
原資産(げんしさん:Underlying)とは、デリバティブ市場における用語で、先物やオプション取引のベースとなる金融商品や現物商品のことを指す。通常は、株式、債券などの個別金融商品から通貨、株価指数、標準国際、作物、天気、気温などデリバティブ取引における基準となる商品などのことを総称して「原資産」という。
店頭デリバティブ取引
店頭デリバティブ取引(てんとうでりばてぃぶとりひき)とは、証券取引所や金融商品取引所といった取引所の外で行われるデリバティブ取引(派生商品取引)のこと。銀行や証券会社といった金融機関と直接取引できるデリバティブ取引である。199年の証券取引法改正により解禁された。
時間価値(オプション取引)
時間価値(Time Value:じかんかち)とは、オプション取引におけるプレミアム(オプション料)を構成する要素の一つ。そのオプションの期限までにより有利な価格に価格が変動することの期待値といえる。アットザマネー、アウトオブザマネーの状態のオプションはこの時間価値しか保持しないことになる。
本質的価値(オプション取引)
本質的価値(ほんしつてきかち)とは、オプション取引におけるプレミアムを構成する要素の一つ。コールオプションまたはプットオプションの「権利行使価格」と「原資産価格」との差額のことを指す。これがプラスであれば本質的価値を持つと判断される。
権利行使
権利行使(けんりこうし)とは、オプション契約において付与されている権利を行使することを指す。オプションを行使することをオプションの売り手に対して通告する。
権利行使価格
権利行使価格(けんりこうしかかく)とは、オプション取引においてオプションの買い手が売り手に対して行使可能な原資産の売買価格のこと。原資産の価格がインザマネーの状態で権利行使することで現在の価格と権利行使価格との差額を利益とすることができる。ストライクプライス、エキササイズプライスとも呼ばれる。
為替プレミアム
為替プレミアム(かわせぷれみあむ)・為替ヘッジプレミアムとは、為替予約をする際に低金利通貨と高金利通貨との間で生じる差額のうち、一般的には低金利通貨を売って、高金利通貨を買ったときに得られる収益のことを指す。なお、高金利通貨を売って、低金利通貨を買うと逆に支払いが必要にる。この場合は為替ヘッジコストと呼ばれることが多い。
行使価格
行使価格(こうしかかく)とは、オプション取引においてあらかじめ合意された価格のこと。オプションの買い手が当該オプションを行使することができる価格のことをさす。
裸売り
裸売り(はだかうり:Naked Short)とは、ヘッジを行っていないオプション取引の売りや、株式を借りずに行う空売りのことを指す。
通貨スワップ
通貨スワップ(Currency Swap)とは、異なる種類の通貨間におけるキャッシュフローを交換する取引のこと。たとえば、同じ元本において得られるキャッシュフローはそれぞれの通貨間で金利が異なることから当然に金利差(キャッシュフローの違い)が生じる。このキャッシュフローを交換する取引が通貨スワップとなる。
金利スワップ
金利スワップ(Interest Rate Swap)とは、同一通貨の異なる種類の金利の間でのキャッシュフローを交換する取引のこと。一般的には、変動金利と固定金利におけるキャッシュフローを交換する取引となる。たとえば、変動金利で借り入れを行った場合に、金利変動リスクを回避するために、その変動分をキャッシュフローとして交換する。