5語を読んだ後の確認
架空の月次レポートを読んでみる
実在しない投資信託の1か月の数字です。気になる項目を開いて、数字が何を表し、どの用語につながるか確かめてください。
学習用の架空サンプル
ひかりバランスファンド・月次レポート
例示期間:4月1日〜4月30日。以下の数値・名称・運用条件はすべて説明用です。
- 期首の基準価額
- 10,000円 1万口当たり
- 期末の基準価額
- 10,400円 1万口当たり
- 期間中の分配金
- 100円 1万口当たり
- 純資産総額
- 120億円 期末時点
- 信託報酬率
- 年率0.30% 仮の値
- ベンチマーク
- +4.8% 同じ1か月の仮の値
「基準価額10,400円」と「純資産総額120億円」は、示している単位が違います。基準価額は1万口当たりの値、純資産総額はファンド全体の規模です。
項目を選んで読む
各項目を開くと、その数字で分かることと、次に調べる用語を確認できます。
基準価額は、1万口当たりの何を示す?
投資信託の純資産を受益権口数で割り、通常1万口当たりで表した値です。この例では10,000円から10,400円に変わりました。変化だけで成果を読む前に、期間中の分配金も確かめます。基準価額の用語解説
分配金100円は、そのまま利益と言える?
いいえ。分配金はファンドの資産から支払われ、その分、基準価額を押し下げる要因になります。分配金の額だけで成果を判断しません。この例は分配金を期末に受け取ったと仮定しています。収益分配金の用語解説
純資産総額120億円は、自分の保有額?
いいえ。ここではファンド全体の期末時点の資産規模を表します。個人の保有額や、1万口当たりの基準価額とは別の数字です。資金流入・流出と運用による増減の両方で変わります。投資信託の仕組みを読む
年率0.30%は、この1か月に0.30%を払う意味?
いいえ。ここでは1年当たりの信託報酬率を示します。信託財産から日々差し引かれ、実際の費用額は残高や期間で変わります。その他の費用はこの数値に含めていません。仮の金額で費用を試す
ベンチマーク+4.8%と何を比べる?
ファンドが比較対象として定める指標の同じ期間の動きです。ここでは架空の値で、基準価額の変化率や分配込みの単純な収益率と、計算条件をそろえて比べる必要があります。ベンチマークの用語解説
この例の1か月の成果を計算する
期首10,000円、期末10,400円、期末に分配金100円を受け取ったとする、追加購入・税金なしの単純な例です。
(10,400円 + 100円 − 10,000円)÷ 10,000円 = 5%
基準価額だけの上昇率は4%です。分配金込みの単純な5%とは区別します。分配時期、再投資、費用・税金の扱いが変われば、公表されるトータルリターンとは一致しない場合があります。ベンチマークの+4.8%との比較にも、期間と計算条件の確認が必要です。
実際の資料では
実際の月次レポートは、項目名・計算方法・掲載期間が商品ごとに異なります。数字を見るときは、資料に書かれた注記と対象期間も確認します。月次レポートと運用報告書は別の資料です。読むときはそれぞれの対象期間を確認します。