GNP(国民総生産)
Gross National Product
- 英語
- Gross National Product
- 領域
- 国民経済計算・所得指標
- 確認の中心
- 生産場所ではなく居住者が提供した労働・資本に着目
GNP(国民総生産)とは
GNPは、一定期間に一国の居住者が提供した労働や資本によって生産された最終的な財・サービスの市場価値を表す国民経済計算の指標です。現在は近い概念としてGNI(国民総所得)が主に使われます。
概念的には、国内で生産されたGDPに、居住者が海外から受け取る雇用者報酬・投資収益などの第一次所得を加え、非居住者へ支払う第一次所得を差し引きます。生産の所在地から所得の帰属先へ視点を移す計算です。
図解
GDPからGNP・GNIへ視点を移す
- 国内総生産国内領域で生まれた付加価値
- 海外からの第一次所得居住者の労働・資本所得を加える
- 海外への第一次所得非居住者への支払を差し引く
- GNP・GNI居住者に帰属する生産・所得を表す
- 読み方国籍ではなく居住者基準を使う
仕組みと類似用語の違い
仕組み
概念的には、国内で生産されたGDPに、居住者が海外から受け取る雇用者報酬・投資収益などの第一次所得を加え、非居住者へ支払う第一次所得を差し引きます。生産の所在地から所得の帰属先へ視点を移す計算です。
類似用語との違い
GDPは国内領域での生産、GNP・GNIは居住者に帰属する生産・所得に焦点を当てます。国籍や海外在住の国民を機械的に足す指標ではなく、居住者概念を使います。個人消費の総額や国民の資産残高でもありません。
使い方・読み方と注意点
国内GDPが500、居住者の海外第一次所得受取が20、非居住者への支払が30なら、単純化したGNIは490です。海外投資からの受取より、国内投資への支払が大きいためGDPを下回ります。
国や時期によりGNP・GNIの統計上の用語と調整項目が異なります。名目・実質、総額・1人当たり、暦年・年度、通貨換算をそろえ、速報改定や統計上の不突合も確認します。生活水準や所得分配を一つで示す指標ではありません。
GNP(国民総生産)についてよくある疑問
- GNP(国民総生産)を簡単にいうと何ですか?
- GNPは、一定期間に一国の居住者が提供した労働や資本によって生産された最終的な財・サービスの市場価値を表す国民経済計算の指標です。現在は近い概念としてGNI(国民総所得)が主に使われます。
- GNP(国民総生産)は何と区別しますか?
- GDPは国内領域での生産、GNP・GNIは居住者に帰属する生産・所得に焦点を当てます。国籍や海外在住の国民を機械的に足す指標ではなく、居住者概念を使います。個人消費の総額や国民の資産残高でもありません。
- GNP(国民総生産)を見るときの注意点は何ですか?
- 国や時期によりGNP・GNIの統計上の用語と調整項目が異なります。名目・実質、総額・1人当たり、暦年・年度、通貨換算をそろえ、速報改定や統計上の不突合も確認します。生活水準や所得分配を一つで示す指標ではありません。
- 関連用語
- GDP(国内総生産)国内生産との違いを確認
- 経常収支海外との所得受払を含む統計
- 貿易収支財の輸出入との差を区別
- 経済成長率生産・所得の変化率
- 経済指標他の景気統計と併読