ランニングコスト
Running Cost
- 英語
- Running Cost
- 対になる費用
- イニシャルコスト
ランニングコストとは
ランニングコストとは、設備、商品、建物、事業などを保有・運用・維持している間に繰り返し発生する費用です。電気代、通信費、保守料、保険料、管理費などが該当し、毎月とは限らず年払い・不定期の支出も含みます。
主なランニングコスト
設備・IT
電気代、通信費、クラウド利用料、保守契約、消耗品、ライセンス更新料。
自動車・住宅
燃料費、保険料、税金、点検・修繕費、管理費、駐車場代。
投資・事業
信託報酬、口座管理費、賃貸物件の管理費・修繕費、人件費や賃借料。
TCO(総保有コスト)の計算例
TCOは「イニシャルコスト+利用期間中のランニングコスト+終了・撤去費-残存価値」で概算します。年間ランニングコストは「毎月の費用×12+年払い費用+年間の変動費+修繕・更新費の年平均額」で整理できます。
終了・撤去費と残存価値をともに0円とすると、機器Aが本体30万円、年間維持費7万2,000円なら5年間のTCOは66万円です。機器Bが本体42万円でも年間維持費3万6,000円なら5年間で60万円となり、購入価格が高いBの方が長期では安くなります。
イニシャルコストとランニングコストの違い
イニシャルコストは購入、導入、設置など利用開始時にかかる費用、ランニングコストは保有・運用・維持する間に継続してかかる費用です。両方に終了・撤去費や残存価値も加え、導入から廃棄までの総費用を見る考え方を総保有コスト(TCO)やライフサイクルコストと呼びます。実際の比較では、利用期間、使用量、価格改定、故障率も条件に含めます。
会計上の費用と現金支出の時期は一致しないことがあります。高額な設備は購入時に支払っても、会計では減価償却によって複数期間へ配分される場合があります。
ランニングコストについてよくある疑問
- 人件費もランニングコストですか?
- 事業やシステムの運用に継続して必要なら含めます。ただし、比較の目的に合わせて含む費目を最初に統一します。
- 修理代は毎年かからなくても含めますか?
- 予想できる修繕や交換は、想定期間の合計を年平均にして含めると比較しやすくなります。
- ランニングコストは変動費と同じですか?
- 同じではありません。利用量に応じる変動費だけでなく、月額基本料や保守契約のような固定的費用も含みます。