Jカーブ
J-curve effect
- 英語
- J-curve effect
- 領域
- マクロ経済・金融政策
- 確認の中心
- すべての通貨安でJカーブが生じるわけではありません
Jカーブとは
国際収支のJカーブは、通貨安の後、貿易収支が短期的に悪化し、その後に改善する可能性を示す時間経路です。グラフがJ字に見えることから名付けられました。
直後は輸出入数量が契約や供給網の制約で変わりにくく、輸入価格の自国通貨換算額が増えます。時間がたつと輸出数量増と輸入数量減が進み、収支改善へ向かう場合があります。
図解
通貨安後の貿易収支の時間経路
- 通貨安直後輸入価格が先に上昇
- 短期数量が動かず収支悪化
- 時間経過輸出入数量が調整
- 中長期条件次第で収支改善
仕組みと類似用語の違い
仕組み
直後は輸出入数量が契約や供給網の制約で変わりにくく、輸入価格の自国通貨換算額が増えます。時間がたつと輸出数量増と輸入数量減が進み、収支改善へ向かう場合があります。
類似用語との違い
すべての通貨安でJカーブが生じるわけではありません。輸出入需要の価格弾力性、価格通貨、企業の為替ヘッジ、資源輸入依存度で形が変わります。
使い方・読み方と注意点
円安直後にドル建て輸入代金だけが増え、数量調整が半年後から進むなら、貿易収支は一度悪化してから改善する経路になり得ます。
名目金額と実質数量を分け、サービス収支や所得収支を混同しません。観測開始点、原油価格、景気、契約通貨、供給制約を確認します。
Jカーブについてよくある疑問
- Jカーブを簡単にいうと何ですか?
- 国際収支のJカーブは、通貨安の後、貿易収支が短期的に悪化し、その後に改善する可能性を示す時間経路です。グラフがJ字に見えることから名付けられました。
- Jカーブは何と区別しますか?
- すべての通貨安でJカーブが生じるわけではありません。輸出入需要の価格弾力性、価格通貨、企業の為替ヘッジ、資源輸入依存度で形が変わります。
- Jカーブを見るときの注意点は何ですか?
- 名目金額と実質数量を分け、サービス収支や所得収支を混同しません。観測開始点、原油価格、景気、契約通貨、供給制約を確認します。