希薄化

Dilution

英語
Dilution
領域
株式・企業財務・株主権
確認の中心
株数増加率と利益・純資産の増加率

希薄化とは

希薄化は、新株発行や新株予約権の行使などで株式数が増え、既存株主の持分比率や1株当たり利益などが低下することです。

増資で得た資金が増加株数に見合う利益を生まなければ、EPSは低下します。持分比率は「保有株数÷発行済株式数」なので、保有株数が同じなら分母の増加で下がります。

図解

増資前後の希薄化

  • 増資前10株保有/全100株 = 10%
  • 新株発行発行済株式数が50株増加
  • 増資後10株保有/全150株 ≈ 6.7%
  • 例外株式分割は通常、経済的持分を比例調整
新株の発行で発行済株式数が増えると、保有株数が同じ既存株主の持分比率は下がります。

仕組みと類似用語の違い

仕組み

増資で得た資金が増加株数に見合う利益を生まなければ、EPSは低下します。持分比率は「保有株数÷発行済株式数」なので、保有株数が同じなら分母の増加で下がります。

類似用語との違い

株式分割は株数を増やしますが、全株主の保有数と1株価値を比例調整するため、通常は経済的な希薄化ではありません。資金調達を伴う増資とは分けて考えます。

使い方・読み方と注意点

利益100、株式100株のEPSは1です。利益が変わらず50株を新規発行するとEPSは約0.67となり、既存株主の議決権比率も低下します。

増資は常に悪材料ではありません。調達資金による成長、発行価格、割当先、潜在株式、自己株式取得を合わせ、将来利益まで含めて判断する必要があります。

希薄化についてよくある疑問

希薄化を簡単にいうと何ですか?
希薄化は、新株発行や新株予約権の行使などで株式数が増え、既存株主の持分比率や1株当たり利益などが低下することです。
希薄化は何と区別しますか?
株式分割は株数を増やしますが、全株主の保有数と1株価値を比例調整するため、通常は経済的な希薄化ではありません。資金調達を伴う増資とは分けて考えます。
希薄化を見るときの注意点は何ですか?
増資は常に悪材料ではありません。調達資金による成長、発行価格、割当先、潜在株式、自己株式取得を合わせ、将来利益まで含めて判断する必要があります。
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