プロスペクト理論
Prospect theory
- 英語
- Prospect theory
- 領域
- 行動経済学・意思決定
- 確認の中心
- 参照点、価値関数、確率加重を分けて考える
プロスペクト理論とは
プロスペクト理論は、不確実な選択を最終的な資産水準だけでなく、参照点からの利得・損失として評価する行動意思決定モデルです。損失を同額の利得より重く感じる損失回避などを説明します。
人は結果を参照点からの変化へ符号化し、一般に利得側で逓減、損失側で損失回避を伴う価値関数を使い、客観確率をそのままではなく意思決定上の重みへ変換すると考えます。
図解
参照点から見える価値
- 参照点現在の期待・取得値をゼロとして置く
- 利得側増分価値は次第に逓減しやすい
- 損失側同額利得より強く感じやすい
- 確率客観確率を意思決定上の重みへ変換
- 選択フレームが変わると選好も変わり得る
仕組みと類似用語の違い
仕組み
人は結果を参照点からの変化へ符号化し、一般に利得側で逓減、損失側で損失回避を伴う価値関数を使い、客観確率をそのままではなく意思決定上の重みへ変換すると考えます。
類似用語との違い
『利益なら必ず安全志向、損失なら必ず賭ける』という単純法則ではありません。選択肢の組み方、確率、参照点、フレーミングで反応が変わり、期待値や期待効用とは評価方法が異なります。
使い方・読み方と注意点
同じ100万円の資産でも、参照点120万円なら20万円の損失、参照点80万円なら20万円の利得と感じます。この枠組みの違いが、同じ最終額への選好を変えることがあります。
取得価格を唯一の参照点と決めつけず、目標、直近価格、他者比較も検討します。損失回避は損切り遅れを説明し得ますが、個々の売買を後付けで診断する万能理論ではありません。
プロスペクト理論についてよくある疑問
- プロスペクト理論を簡単にいうと何ですか?
- プロスペクト理論は、不確実な選択を最終的な資産水準だけでなく、参照点からの利得・損失として評価する行動意思決定モデルです。損失を同額の利得より重く感じる損失回避などを説明します。
- プロスペクト理論は何と区別しますか?
- 『利益なら必ず安全志向、損失なら必ず賭ける』という単純法則ではありません。選択肢の組み方、確率、参照点、フレーミングで反応が変わり、期待値や期待効用とは評価方法が異なります。
- プロスペクト理論を見るときの注意点は何ですか?
- 取得価格を唯一の参照点と決めつけず、目標、直近価格、他者比較も検討します。損失回避は損切り遅れを説明し得ますが、個々の売買を後付けで診断する万能理論ではありません。
- 関連用語
- 行動経済学心理を組み込む経済分析
- 損失回避性損失を重く評価する傾向
- 期待値確率と結果から求める平均
- メンタルアカウンティング資金を心の勘定へ分ける傾向
- リスク選好不確実性に対する選好