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相対取引とは

相対取引(あいたいとりひき)とは、市場を介さずに売買の当事者同士で売買を行う方法のこと。取引価格は双方の合意により決定される。取引を行う者同士が1対1の関係により通貨、数量、価格、期日を決めて売買を行う取引のことである。店頭取引とも呼ばれる。

一般に市場を介さない取引とされており、業者と投資家(利用者)がそれぞれが持つものを直接取引することを言う。たとえば、外貨預金をする際に外貨を銀行で購入する場合、預金者は銀行から外貨を買うが、この注文の受け手は銀行自身となる。

FX(外国為替証拠金取引)でも多くは相対取り引きとなっており、業者と投資家との間で取引が行われれる。

なお、相対取引の問題点として「業者と投資家との間での利益相反」が問題視される。
たとえば、FXによる為替取引では相対取引は、「業者の儲け=投資家の損」、「業者の損=投資家の儲け」となる。一般的にはFX取引では業者はカバー取引(ヘッジ取引)を実施してこの問題をカバーしているが、注文時のレートと成約時のレートのずれ(スリップページ)における問題なども指摘されている。
(顧客にとって不利な場合だけスリップさせて、有利な時はスリップさせないなど)

この点などからもFX取引を始めとした相対取引の場合は、取引の相手方の信頼性も極めて重要な要素といえる。

一方で、金融機関等に注文を出すが、注文自体は別の取引市場で取引されるものを「取引所取引」と呼ぶ。上場企業の株式投資などが代表的である。

もしかして?(相対取引関連用語一覧)

  1. アセットアロケーション
  2. アンダーパー(債券用語)
  3. アンダーライティング
  4. アノマリー
  5. 新たな形態の銀行

 

 

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