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金融経済用語辞典の「お行」に関するカテゴリー記事(用語)の一覧です。

オシレーター

オシレーター(Oscillator)とは、相場のテクニカル分析における指標で上限・下限のレンジ間を移動するもの。日々の相場の値動きから相場の強弱を示す指標。株価の絶対的な水準とは無関係に売り・買いのシグナルを発信する。



オフショア

オフショア(Offshore)とは、沖合いという意味だが、金融用語において外国投資家や外国企業の資金の管理などを行う金融市場を指す。租税回避地、タックスヘイブンなどとも呼ばれる。



オフバランス金融

オフバランス金融(Off Balance Sheet)とは、企業が締結する権利義務関係の中でも帳簿に記載をする必要が無いもの。リース契約やプロジェクトファイナンスなどが代表的。このほか、スワップやオプション取引なども含まれる。



オプション取引

オプション(Option)とは、原資産となる金融資産や商品などを売買する権利のこと。オプション取引とは、このオプション(権利)のやり取りのことを指す。オプションの購入者や所有者は売買する権利を保有しており、義務は伴わない。



オプション戦略

オプション戦略(おぷしょんせんりゃく)とは、ヘッジや投機を目的としてコールやプットを組み合わせる投資戦略のこと。オプション戦略には、ブルスプレッド、バタフライスプレッド、コンドルスプレッド、リスクリバーサル、ストラドル、ストラングルなどの種類がある。



オプション料

オプション料(おぷしょんりょう)とは、プレミアムとも呼ばれる。オプション取引においてオプションの買い手が売り手に対して支払うもので、売り手はオプション料を受け取る代わりに、買い手から権利行使の申し出があった場合その行使に応じなければならない義務を負う。



オンバランスボリューム

オンバランスボリューム(On Balance Volume:OBV)とは、テクニカル分析手法の一つ。日本語訳では、差し引きをするという意味であり、OBVとは取引日ごとの出来高に値を付与し、価格との間に生じた乖離がトレンドを逸脱するような場合を買いまたは売りのシグナルとしてとらえるというものである。



オンラインバンキング

オンラインバンキングとは、パソコンや携帯電話のインターネット機能を使い、銀行取引サービスを利用することを指す。インターネットバンキング、ネットバンキングなどとも呼ばれることがある。近年その利便性からインターネット専業銀行だけでなく、都市銀行、地方銀行など多くの銀行もこうしたオンラインバンキングを預金者に提供している。



オークション方式

オークション方式とは、株式市場における取引方法の中でも最も一般的なもので、オーダードリブン市場における取引方式のこと。価格優先の原則、時間優先の原則のルールにより投資家同士の売買注文を成立させる方式のこと。



オーストラリアドル(AUD)

オーストラリアドル(Australian Dollar)は、オーストラリア連邦で用いられる公用通貨。ISO4217による国際通貨コードは「AUD」。日本国内では「豪ドル」とも呼ばれる。補助通貨はセント。



オーダードリブン

オーダードリブン(Order Driven)とは、投資家からの売買注文が付けあわさせることにより価格が形成される市場のことを指す。こうした市場をオーダードリブン市場ともいう。なお、オーダードリブンによる価格決定方式のことを「オークション方式」とも呼ぶ。



オーバーアロットメント

オーバーアロットメント(Over allotment)とは、株式の募集や売り出しなどにおいて、需給動向に応じた販売やその後の市場での需給悪化を防止するための目的に導入されたもの。当初の募集・売り出しの予定数量を越える需要があった場合には、主幹事証券会社が、発行会社の大株主などから一時的に株券を借り、当初の予定の数量を越えて、同じ条件で投資家に販売することを指す。



オーバーパー(債券用語)

オーバーパーとは、債券の取引されている債券価格が額面(通常100円)を上回っている状態のこと。市場金利が下がった場合などに起こりやすい。市場金利が下がることで相対的に過去に発行されている債券の利回りが上昇することでその分価格が高くなる。



オーバーローン失効

オーバーローン失効とは、保険契約において解約返戻金の範囲内で利用できる「契約者貸付」を利用している場合にその利用額および利息の合計が。解約返戻金の金額を超えた場合に発生する保険契約の失効のこと。



オープンファンド

オープンファンドとは、投資信託の分類の一種。買い付け停止以外の時は原則としていつでも購入、解約、売却が可能となっているタイプの投資信託。



オープンポジション

オープンポジション(Open Position)とは、反対売買や手仕舞いなどをせずに残っている建て玉のことを指す。



オープン市場

オープン市場とは、一般事業法人が自由参加できる金融市場をさす。CD市場(譲渡性預金)、CP市場(コマーシャルペーパー)、国庫短期証券市場、債券貸借市場(レポ市場)、債券現先市場などが代表的である。名前のとおり、オープンな市場で銀行、証券会社、事業法人、公的機関などが参加している。



大口定期預金

大口定期預金(おおぐちていきよきん)とは、定期預金の中でも預入額が1000万円以上となる預金のこと。預金自体の仕組みは通常の定期預金と同様だが、預金金利が異なる。法的には金融機関と顧客(預金者)の間で自由に決められるが、通常の定期預金よりも金利が高くなるのが一般的。



大型株

大型株(おおがたかぶ)とは、発行済株式総数が多いことにより値動きが重い株式のこと。東証(東京証券取引所)では、発行済株式総数が2億株以上の企業(株)を大型株としている。ただし、最近では値がさ株の中には1株が数十万円もする株もあることから、時価総額ベースで語られることも多い。



大引け

大引け(おおびけ)とは、証券取引所において一日の最後の取引のことを指す。東京証券取引所の場合午後3時に後場が終了するが、このときに行われる最後の取引のこと。また、大引けで取引された値段のことを「終値」と呼ぶ。



大阪取引所

大阪取引所(旧:大阪証券取引所)とは、日本取引所グループのデリバティブ市場、東京証券取引所のデリバティブ市場と旧:大証のデリバティブ市場を統合し、2014年3月24日より初取引を開始した。日本取引所グループの子会社。



応募者利回り

応募者利回り(おうぼしゃりまわり)とは、新規に発行された債券を償還期限まで所有した場合の利回りのことをさす。国債、地方債、社債と言った新規発行の債券を発行価格で購入し償還期限まで所有して得られるすべての利回りをさす。



応札倍率

応札倍率(おうさつばいりつ)とは、応募額を募入決定額で割った数字のこと。競争入札が行われる場合の人気度を示す。当然、応札倍率が大きくなるほど、人気が高いということになる。



押し目

押し目(おしめ)とは、相場用語の一つ。押すというのは株価等の価格が下がることを意味しており、株価が下がったところを「押し目」という。押し目というのは、基本的にその後株価等が反発するであろうことを予想した上での下げを意味する。



欧州中央銀行

欧州中央銀行(European Central Bank)、略称はECB。ユーロ圏の金融政策を決定する銀行。欧州単一通貨であるユーロ(EURO)が誕生した時に発足した。



欧州復興開発銀行

欧州復興開発銀行(European Bank for Reconstruction ando Development)、略称はEBRD。中欧および、東欧の計画経済から自由経済への移行を支援する目的により先進国が設立した銀行。



終値

終値(おわりね)とは、一日の取引時間における最終価格の事を指す。なお、引け値がない場合はザラ場中で最後につけた価格が終値となる。ローソク足における足を構成する要素の一つ。



追証

追証(おいしょう)とは、追加証拠金とも呼ばれる。信用取引口座における残高が委託保証金(維持証拠金)の額を下回った場合に、清算期間や証券会社が顧客に対して請求する追加の保証金のこと。



黄金株

黄金株(おうごんかぶ)とは、Golden・Shareとも呼ばれるもの。通常は買収に関連する株主総会決議事項についての拒否権がつけられた特定の株式を指す。