逆選抜
Adverse selection
- 英語
- Adverse selection
- 領域
- 情報の非対称性・契約
- 確認の中心
- 取引前の私的情報が価格と参加者の構成をどう変えるか確認する
逆選抜とは
逆選抜は、取引の当事者間で情報に差があるため、価格や契約条件が平均的なリスクを前提に設定されると、低リスクの参加者が離れ、高リスクの参加者が残りやすくなる現象です。
保険では加入者が自分の健康リスクをよく知り、融資では借り手が返済可能性をよく知っています。提供側が区別できず一律の価格を設定すると、参加者の平均リスクが上がり、さらに価格が上がる循環が起こり得ます。
図解
逆選抜が進む循環
- 情報差本人のみがリスクをよく知る
- 一律条件提供側は平均で価格設定
- 低リスク層割高感から退出
- 構成悪化高リスク層の比率が上昇
- 再設計審査・価格・契約を改善
仕組みと類似用語の違い
仕組み
保険では加入者が自分の健康リスクをよく知り、融資では借り手が返済可能性をよく知っています。提供側が区別できず一律の価格を設定すると、参加者の平均リスクが上がり、さらに価格が上がる循環が起こり得ます。
類似用語との違い
逆選抜は契約前の隠れた属性が中心です。モラルハザードは契約後に相手の行動を完全に観察できないため、行動が変化する問題です。両者とも情報の非対称性から生じます。
使い方・読み方と注意点
保険金の期待損失が低リスク層で1万円、高リスク層で9万円でも、区別できず保険料を5万円近くにすれば、低リスク層は割高と感じて加入を見送い、加入者のリスク構成が悪化する可能性があります。
審査、告知、信用スコア、保証、自己負担、契約メニューなどで情報差を縮めます。ただし、過度な選別は必要な人を排除し、個人情報や公平性の問題も生むため、目的と手段を確認します。
逆選抜についてよくある疑問
- 逆選抜を簡単にいうと何ですか?
- 逆選抜は、取引の当事者間で情報に差があるため、価格や契約条件が平均的なリスクを前提に設定されると、低リスクの参加者が離れ、高リスクの参加者が残りやすくなる現象です。
- 逆選抜は何と区別しますか?
- 逆選抜は契約前の隠れた属性が中心です。モラルハザードは契約後に相手の行動を完全に観察できないため、行動が変化する問題です。両者とも情報の非対称性から生じます。
- 逆選抜を見るときの注意点は何ですか?
- 審査、告知、信用スコア、保証、自己負担、契約メニューなどで情報差を縮めます。ただし、過度な選別は必要な人を排除し、個人情報や公平性の問題も生むため、目的と手段を確認します。
- 関連用語
- 情報の非対称性当事者間に情報差がある情報の非対称性
- レモン市場品質不明で良質品が退出するレモン市場
- アンダーライティングリスクを審査し条件を決める引受け
- 信用リスク融資の逆選抜に関係する信用リスク
- アクチュアリー保険リスクを数理で評価する専門家