逆選抜

Adverse selection

英語
Adverse selection
領域
情報の非対称性・契約
確認の中心
取引前の私的情報が価格と参加者の構成をどう変えるか確認する

逆選抜とは

逆選抜は、取引の当事者間で情報に差があるため、価格や契約条件が平均的なリスクを前提に設定されると、低リスクの参加者が離れ、高リスクの参加者が残りやすくなる現象です。

保険では加入者が自分の健康リスクをよく知り、融資では借り手が返済可能性をよく知っています。提供側が区別できず一律の価格を設定すると、参加者の平均リスクが上がり、さらに価格が上がる循環が起こり得ます。

図解

逆選抜が進む循環

  1. 情報差本人のみがリスクをよく知る
  2. 一律条件提供側は平均で価格設定
  3. 低リスク層割高感から退出
  4. 構成悪化高リスク層の比率が上昇
  5. 再設計審査・価格・契約を改善
取引前の属性と取引後の行動を分けると、逆選抜とモラルハザードを区別できます。

仕組みと類似用語の違い

仕組み

保険では加入者が自分の健康リスクをよく知り、融資では借り手が返済可能性をよく知っています。提供側が区別できず一律の価格を設定すると、参加者の平均リスクが上がり、さらに価格が上がる循環が起こり得ます。

類似用語との違い

逆選抜は契約前の隠れた属性が中心です。モラルハザードは契約後に相手の行動を完全に観察できないため、行動が変化する問題です。両者とも情報の非対称性から生じます。

使い方・読み方と注意点

保険金の期待損失が低リスク層で1万円、高リスク層で9万円でも、区別できず保険料を5万円近くにすれば、低リスク層は割高と感じて加入を見送い、加入者のリスク構成が悪化する可能性があります。

審査、告知、信用スコア、保証、自己負担、契約メニューなどで情報差を縮めます。ただし、過度な選別は必要な人を排除し、個人情報や公平性の問題も生むため、目的と手段を確認します。

逆選抜についてよくある疑問

逆選抜を簡単にいうと何ですか?
逆選抜は、取引の当事者間で情報に差があるため、価格や契約条件が平均的なリスクを前提に設定されると、低リスクの参加者が離れ、高リスクの参加者が残りやすくなる現象です。
逆選抜は何と区別しますか?
逆選抜は契約前の隠れた属性が中心です。モラルハザードは契約後に相手の行動を完全に観察できないため、行動が変化する問題です。両者とも情報の非対称性から生じます。
逆選抜を見るときの注意点は何ですか?
審査、告知、信用スコア、保証、自己負担、契約メニューなどで情報差を縮めます。ただし、過度な選別は必要な人を排除し、個人情報や公平性の問題も生むため、目的と手段を確認します。
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