信用リスク
Credit risk
- 英語
- Credit risk
- 領域
- 信用損失・債券評価
- 確認の中心
- 信用リスクは支払能力に関するリスク、流動性リスクは望む価格・時期に売買や資金化できないリスク、市場リスクは金利・株価・為替等の変動リスクです
信用リスクとは
信用リスクは、借り手、債券発行体、取引相手などの信用状態が悪化し、契約どおりの支払いを受けられない、または債権の価値が下がる可能性です。実際のデフォルトだけでなく、格下げや信用スプレッド拡大による時価下落も含みます。
管理では、一定期間のデフォルト確率(PD)、デフォルト時の損失率(LGD)、不履行時の与信額(EAD)などを見積もり、限度額、担保、保証、分散、価格条件へ反映します。概念的な期待損失はPD×LGD×EADで表せます。
図解
信用リスクの三つの要素
- PD一定期間に不履行となる確率
- LGD担保等の回収後に失う割合
- EAD不履行時点で晒される金額
- 期待損失PD×LGD×EAD
- 想定外損失分布のばらつきと集中を別途管理
仕組みと類似用語の違い
仕組み
管理では、一定期間のデフォルト確率(PD)、デフォルト時の損失率(LGD)、不履行時の与信額(EAD)などを見積もり、限度額、担保、保証、分散、価格条件へ反映します。概念的な期待損失はPD×LGD×EADで表せます。
類似用語との違い
信用リスクは支払能力に関するリスク、流動性リスクは望む価格・時期に売買や資金化できないリスク、市場リスクは金利・株価・為替等の変動リスクです。一つの出来事が複数のリスクを同時に高めることがあります。
使い方・読み方と注意点
1億円の無担保貸付について1年PDが2%、デフォルト時回収率40%ならLGDは60%で、単純な期待損失は1億円×2%×60%=120万円です。実際の損失は0円か大きな額となり、期待値どおりではありません。
格付けは判断材料であって保証ではありません。相手先・業種・地域への集中、相関、担保価値、保証人、契約順位、相殺、クロスデフォルト、回収期間、デリバティブの将来エクスポージャーを確認します。
信用リスクについてよくある疑問
- 信用リスクを簡単にいうと何ですか?
- 信用リスクは、借り手、債券発行体、取引相手などの信用状態が悪化し、契約どおりの支払いを受けられない、または債権の価値が下がる可能性です。実際のデフォルトだけでなく、格下げや信用スプレッド拡大による時価下落も含みます。
- 信用リスクは何と区別しますか?
- 信用リスクは支払能力に関するリスク、流動性リスクは望む価格・時期に売買や資金化できないリスク、市場リスクは金利・株価・為替等の変動リスクです。一つの出来事が複数のリスクを同時に高めることがあります。
- 信用リスクを見るときの注意点は何ですか?
- 格付けは判断材料であって保証ではありません。相手先・業種・地域への集中、相関、担保価値、保証人、契約順位、相殺、クロスデフォルト、回収期間、デリバティブの将来エクスポージャーを確認します。
- 関連用語
- デフォルト不履行の状態
- 信用格付信用力の段階評価
- クレジットスプレッド利回り差へ反映
- クレジットデフォルトスワップ信用リスク移転
- クロスデフォルト条項他契約への波及