準備預金制度

Reserve requirement system

英語
Reserve requirement system
領域
中央銀行・銀行準備
確認の中心
準備預金は、個々の預金100万円のうち一定額を別保管して貸せなくする仕組みではありません

準備預金制度とは

準備預金制度は、対象金融機関に対し、受け入れた預金等の一定比率以上を日本銀行の当座預金または準備預り金として保有するよう義務付ける制度です。必要な最低額を法定準備預金額または所要準備額と呼びます。

預金等の種類と残高へ定められた準備率を適用して所要額を計算し、金融機関は積み期間を通じた平均残高で要件を満たします。所要額を超える日銀当座預金は超過準備であり、その付利条件は準備率とは別の政策・制度です。

図解

預金残高から所要準備を管理する流れ

  1. 対象残高預金等を区分し平均残高を集計
  2. 準備率区分ごとの率を適用
  3. 所要準備額制度上必要な最低平均残高を計算
  4. 日銀当座預金積み期間を通じ残高を維持
  5. 超過準備所要額を上回る部分を別管理
準備率と超過準備への付利は、役割と決め方が異なります。

仕組みと類似用語の違い

仕組み

預金等の種類と残高へ定められた準備率を適用して所要額を計算し、金融機関は積み期間を通じた平均残高で要件を満たします。所要額を超える日銀当座預金は超過準備であり、その付利条件は準備率とは別の政策・制度です。

類似用語との違い

準備預金は、個々の預金100万円のうち一定額を別保管して貸せなくする仕組みではありません。また『準備率10%なら預金は必ず10倍』という単純な信用乗数は、貸出需要、自己資本、流動性規制、決済、金融政策を省略した説明です。

使い方・読み方と注意点

ある積み期間の対象預金平均が1,000億円、適用準備率が1%なら、単純化した所要準備額は10億円です。毎日10億円ちょうどではなく、制度上の積み期間平均で達成状況を管理します。実際は預金区分等ごとの計算です。

日本では準備率は1991年10月を最後に変更されておらず、現在は準備率操作を主たる金融緩和・引締め手段として使っていません。対象金融機関、勘定区分、非対象額、積み期間、所要準備と超過準備、当座預金付利を分けて確認します。

準備預金制度についてよくある疑問

準備預金制度を簡単にいうと何ですか?
準備預金制度は、対象金融機関に対し、受け入れた預金等の一定比率以上を日本銀行の当座預金または準備預り金として保有するよう義務付ける制度です。必要な最低額を法定準備預金額または所要準備額と呼びます。
準備預金制度は何と区別しますか?
準備預金は、個々の預金100万円のうち一定額を別保管して貸せなくする仕組みではありません。また『準備率10%なら預金は必ず10倍』という単純な信用乗数は、貸出需要、自己資本、流動性規制、決済、金融政策を省略した説明です。
準備預金制度を見るときの注意点は何ですか?
日本では準備率は1991年10月を最後に変更されておらず、現在は準備率操作を主たる金融緩和・引締め手段として使っていません。対象金融機関、勘定区分、非対象額、積み期間、所要準備と超過準備、当座預金付利を分けて確認します。
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