ネガティブキャリー

Negative carry

英語
Negative carry
領域
保有コスト・資金調達
確認の中心
収益利回りと調達・保有費用を同じ期間で比べる

ネガティブキャリーとは

ネガティブキャリーは、資産を保有して得る利息・分配などの収益より、資金調達金利、保管、ヘッジなどの継続費用が大きく、保有するだけでは差引収益がマイナスになる状態です。

単純なキャリーは『保有収益率-調達・保有費用率』で見ます。価格上昇や金利低下など将来の値上がり益を見込んで、短期的な負のキャリーを受け入れる取引もあります。

図解

ネガティブキャリーの単純計算

  • 資産収益利息・分配など年2.0%
  • 調達金利借入等の費用年4.0%
  • その他費用保管・ヘッジ等年0.5%
  • キャリー2.0-4.0-0.5=-2.5%
  • 総損益キャリーに価格損益を加える
保有収支と価格変化を分けると、どの前提で利益を狙う取引かが明確になります。

仕組みと類似用語の違い

仕組み

単純なキャリーは『保有収益率-調達・保有費用率』で見ます。価格上昇や金利低下など将来の値上がり益を見込んで、短期的な負のキャリーを受け入れる取引もあります。

類似用語との違い

含み損は市場価格低下による評価損、ネガティブキャリーは時間経過で積み上がる収支の逆ざやです。負のキャリーでも価格上昇で総利益になる場合があり、正のキャリーでも値下がりで損失になります。

使い方・読み方と注意点

利回り2%の債券を年4%で借入れて保有し、その他費用0.5%なら、単純キャリーは年-2.5%です。債券価格が3%上がれば一年の総損益は概算+0.5%ですが、価格予想が外れれば損失です。

収益と費用の通貨、期間、複利、ヘッジ、証拠金、税、ロールをそろえます。負のキャリーが続く間の資金余力と出口を確認し、値上がりまで無期限に保有できると仮定しません。

ネガティブキャリーについてよくある疑問

ネガティブキャリーを簡単にいうと何ですか?
ネガティブキャリーは、資産を保有して得る利息・分配などの収益より、資金調達金利、保管、ヘッジなどの継続費用が大きく、保有するだけでは差引収益がマイナスになる状態です。
ネガティブキャリーは何と区別しますか?
含み損は市場価格低下による評価損、ネガティブキャリーは時間経過で積み上がる収支の逆ざやです。負のキャリーでも価格上昇で総利益になる場合があり、正のキャリーでも値下がりで損失になります。
ネガティブキャリーを見るときの注意点は何ですか?
収益と費用の通貨、期間、複利、ヘッジ、証拠金、税、ロールをそろえます。負のキャリーが続く間の資金余力と出口を確認し、値上がりまで無期限に保有できると仮定しません。
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