ノンリコースローン
Non-recourse loan
- 英語
- Non-recourse loan
- 領域
- 融資・責任財産限定
- 確認の中心
- 『ノンリコース』でも契約上の責任が完全にゼロとは限りません
ノンリコースローンとは
ノンリコースローンは、返済原資と貸し手が回収できる責任財産を、特定の事業・資産とそこから生じるキャッシュフローへ限定する融資です。借り手の他の資産へ原則として遡及しない点が通常のリコースローンと異なります。
不動産・発電設備等を保有するSPVが借り手となり、賃料・売電収入等を管理口座へ集めて元利金を払います。貸し手は対象資産、契約、保険、口座等へ担保権を設定し、DSCR、LTV、準備金、配当制限などの財務条件を設けます。
図解
ノンリコース融資の責任財産
- スポンサーSPVへ出資し原則限定責任
- SPV対象資産と契約を保有
- 事業収入賃料・売電等を管理口座へ
- 貸し手対象資産・収入から元利回収
- カーブアウト違反・保証時だけ外部へ遡及し得る
仕組みと類似用語の違い
仕組み
不動産・発電設備等を保有するSPVが借り手となり、賃料・売電収入等を管理口座へ集めて元利金を払います。貸し手は対象資産、契約、保険、口座等へ担保権を設定し、DSCR、LTV、準備金、配当制限などの財務条件を設けます。
類似用語との違い
『ノンリコース』でも契約上の責任が完全にゼロとは限りません。詐欺、資金流用、表明保証違反、環境責任、完成保証などはスポンサーへ遡及するカーブアウトがあり、一定局面だけ責任を負うリミテッドリコースもあります。
使い方・読み方と注意点
50億円を借りたSPVが返済不能となり、対象不動産の売却額が40億円だった場合、純粋なノンリコースなら貸し手は原則として対象資産等から40億円を回収し、残る10億円をスポンサーの一般財産へ請求しません。ただし保証・違反条項があれば別です。
貸し手は事業そのものの収益・資産価値へ依存するため、審査、担保、契約、金利が厳しくなる傾向があります。借り手も出資額、資産支配、配当を失い得ます。責任財産、保証、カーブアウト、優先順位、期限前弁済、金利、売却条件を契約で確認します。
ノンリコースローンについてよくある疑問
- ノンリコースローンを簡単にいうと何ですか?
- ノンリコースローンは、返済原資と貸し手が回収できる責任財産を、特定の事業・資産とそこから生じるキャッシュフローへ限定する融資です。借り手の他の資産へ原則として遡及しない点が通常のリコースローンと異なります。
- ノンリコースローンは何と区別しますか?
- 『ノンリコース』でも契約上の責任が完全にゼロとは限りません。詐欺、資金流用、表明保証違反、環境責任、完成保証などはスポンサーへ遡及するカーブアウトがあり、一定局面だけ責任を負うリミテッドリコースもあります。
- ノンリコースローンを見るときの注意点は何ですか?
- 貸し手は事業そのものの収益・資産価値へ依存するため、審査、担保、契約、金利が厳しくなる傾向があります。借り手も出資額、資産支配、配当を失い得ます。責任財産、保証、カーブアウト、優先順位、期限前弁済、金利、売却条件を契約で確認します。
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