囚人のジレンマ
Prisoner's dilemma
- 英語
- Prisoner's dilemma
- 領域
- ゲーム理論・戦略
- 確認の中心
- 各主体の利得、支配戦略、同時性、反復を明示
囚人のジレンマとは
囚人のジレンマは、各当事者が自分にとって合理的な非協力行動を選ぶと、協力した場合より全員に悪い結果へ至るゲーム理論の構造です。
各人は相手の選択にかかわらず裏切りが有利な支配戦略を持ち、一回限り・拘束力のないゲームでは相互裏切りがナッシュ均衡になります。
図解
二社の価格戦略の利得
- 双方維持A=10・B=10
- A値下げのみA=15・B=0
- B値下げのみA=0・B=15
- 双方値下げA=3・B=3
- 個別誘因相手に関係なく値下げが有利
仕組みと類似用語の違い
仕組み
各人は相手の選択にかかわらず裏切りが有利な支配戦略を持ち、一回限り・拘束力のないゲームでは相互裏切りがナッシュ均衡になります。
類似用語との違い
ゼロサムゲームは一方の利得が他方の損失と一致します。囚人のジレンマは相互協力で全員の利得を高められる非ゼロサムですが、個別誘因が協力を崩します。
使い方・読み方と注意点
二社が価格維持なら各10、片方だけ値下げなら値下げ側15・他方0、双方値下げなら各3なら、個別には値下げが有利でも双方の結果は3へ低下します。
利得表、情報、同時・逐次、反復回数、罰則、評判、契約可能性を確認します。現実の競争を単純な2人1回ゲームに縮めず、独禁法上問題のある協調を正当化しません。
囚人のジレンマについてよくある疑問
- 囚人のジレンマを簡単にいうと何ですか?
- 囚人のジレンマは、各当事者が自分にとって合理的な非協力行動を選ぶと、協力した場合より全員に悪い結果へ至るゲーム理論の構造です。
- 囚人のジレンマは何と区別しますか?
- ゼロサムゲームは一方の利得が他方の損失と一致します。囚人のジレンマは相互協力で全員の利得を高められる非ゼロサムですが、個別誘因が協力を崩します。
- 囚人のジレンマを見るときの注意点は何ですか?
- 利得表、情報、同時・逐次、反復回数、罰則、評判、契約可能性を確認します。現実の競争を単純な2人1回ゲームに縮めず、独禁法上問題のある協調を正当化しません。