つなぎ売り
Hedged short sale
- 英語
- Hedged short sale
- 領域
- 現物株・価格ヘッジ
- 確認の中心
- 単なる空売りは下落利益を狙う売りポジションですが、つなぎ売りは現物の価格リスクを抑える目的があります
つなぎ売りとは
つなぎ売りは、保有する現物株と同じ銘柄を信用取引等で売り建て、株価下落による現物の損失を売建ての利益で相殺しようとするヘッジ取引です。株主優待・配当の権利日をまたぐ現物買いと信用売りの組合せにも使われます。
現物株の価格感応度がプラス、同数量の売建てがマイナスとなるため、数量と条件が一致すれば株価変動への合成感応度は概ねゼロへ近づきます。決済時には売建てを買い戻すか、保有する現物株を現渡しして返済します。
図解
現物株と売建てを組み合わせた価格ヘッジ
- 現物株株価上昇で利益、下落で損失
- 信用売り株価上昇で損失、下落で利益
- 数量一致価格感応度を概ね相殺
- 残る費用貸株料・金利・逆日歩・配当調整
- 決済買戻しまたは現渡し
仕組みと類似用語の違い
仕組み
現物株の価格感応度がプラス、同数量の売建てがマイナスとなるため、数量と条件が一致すれば株価変動への合成感応度は概ねゼロへ近づきます。決済時には売建てを買い戻すか、保有する現物株を現渡しして返済します。
類似用語との違い
単なる空売りは下落利益を狙う売りポジションですが、つなぎ売りは現物の価格リスクを抑える目的があります。優待クロスでも無コスト・無リスクではなく、配当を受け取る現物側に対して売建て側の配当落調整額が発生します。
使い方・読み方と注意点
現物1,000株と同じ銘柄の信用売り1,000株を持ち、株価が100円下がると、単純化すれば現物は10万円の評価損、売建ては10万円の評価益です。実際の損益には売買手数料、金利、貸株料、配当調整等が加わります。
逆日歩、一般信用の在庫切れ、貸株料、売買価格差、注文の片側だけの約定、権利処理、税務で相殺が崩れます。大株主、役職員、未公表重要事実、空売り規制、保有目的・大量保有報告などは別途確認が必要で、現物を売れない事情を自動的に解消する手法ではありません。
つなぎ売りについてよくある疑問
- つなぎ売りを簡単にいうと何ですか?
- つなぎ売りは、保有する現物株と同じ銘柄を信用取引等で売り建て、株価下落による現物の損失を売建ての利益で相殺しようとするヘッジ取引です。株主優待・配当の権利日をまたぐ現物買いと信用売りの組合せにも使われます。
- つなぎ売りは何と区別しますか?
- 単なる空売りは下落利益を狙う売りポジションですが、つなぎ売りは現物の価格リスクを抑える目的があります。優待クロスでも無コスト・無リスクではなく、配当を受け取る現物側に対して売建て側の配当落調整額が発生します。
- つなぎ売りを見るときの注意点は何ですか?
- 逆日歩、一般信用の在庫切れ、貸株料、売買価格差、注文の片側だけの約定、権利処理、税務で相殺が崩れます。大株主、役職員、未公表重要事実、空売り規制、保有目的・大量保有報告などは別途確認が必要で、現物を売れない事情を自動的に解消する手法ではありません。