基調的な物価上昇率

Underlying Inflation

英語
Underlying Inflation
読み
きちょうてきなぶっかじょうしょうりつ

基調的な物価上昇率とは

基調的な物価上昇率とは、輸入価格の急変や一時的な政策効果などの短期的な変動を除き、物価全体に持続する中長期的なインフレの勢いを示す概念です。

仕組み

特定品目を除外する指標、価格変動の上下を対称に除く刈込平均値、品目別価格変動の分布、賃金や予想インフレ率など複数の情報を組み合わせて判断します。唯一の公式指標で機械的に決まる数値ではありません。

近い用語との違い

生鮮食品を除くCPIなどのコア指標は、あらかじめ決めた品目を除外した統計です。基調的な物価上昇率は、特定指標の名称ではなく、物価変動がどの程度広がり、持続するかを評価する概念です。

具体例

エネルギー補助金の開始でCPIが一時的に下がっても、サービス価格と賃金が幅広く上昇し続けていれば、基調的なインフレ圧力は強いと判断される可能性があります。

確認したい注意点

推計値は手法によって異なり、後日のデータ改定や景気構造の変化で評価が変わることがあります。一つの指標だけで金融政策の方向を断定せず、賃金、需給ギャップ、予想インフレ率などと併読します。

よくある質問

基調的な物価上昇率に公式の単一数値はありますか
いいえ。複数の指標と経済情勢を総合的に評価する概念です。
コアCPIと同じですか
いいえ。コアCPIは基調を探るための材料の一つです。
上昇すれば必ず利上げされますか
いいえ。景気、雇用、金融環境なども含めて政策判断されます。
カテゴリ
関連用語