ROEとは
ROE(Return on Equity)とは、自己資本利益率や株主資本利益率とも呼ばれる企業の収益力を示す指標の一つ。株式投資の場面などでも広く用いられる企業財務指標の一つである。ファンダメンタルズ分析に広く用いられる。
ROEとは、株主資本を使いどれだけの利益を上げたのかをみる指標であり、株主資本とは、企業の資産から負債を引いたもので、貸借対照表(バランスシート)における資本の部の合計となる。
資本の部に計上されている資金は株主から預かっているお金であり、長期的に返済の必要がない資金となる。つまり、ROEとは、株主から預かっている資本を経営陣がどれだけ有効に活用しているのかをはかる指標となる。
という数式で計算される。例えば、当期純利益が10億円、株主資本が100億円の会社の場合は、
ROE=10/100×100=10
となり、当該企業のROEは10と計算することができる。一般的に、健全な会社の場合ROEは10%〓25%程度の範囲にあるとされている。
なお、ROEは株主から預かった資本金をどれだけ活用しているかということなので、負債の過多は計算の対象外としていることに注意が必要である。企業収益は企業の規模にも通常は依存する。
例えば、株主資本が1億円で負債が99億円の計100億円の資産で営業をしている会社と、株主資本100億円で負債ゼロの経営をしている会社があったとする。
上記のケースで、両社ともに同じ純利益を挙げた場合、株主資本が1億円の会社の方が分母が小さいため、ROEは必然的に高くなる。
この場合、総資産をどれだけ有効に活用しているのかを示す指標であるROA(総資産利益率)を併用することにより、株主資本に対する効率性と、総資産(負債を含む)に対する効率性を発見することができる。
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