トップダウンアプローチ
トップダウンアプローチとは、投資に関する戦略立案の際、経済や金利、為替レートなどといったマクロ経済的な要素の予測から、資産の分配、投資対象の決定などを行っていく運用手法のこと。投資信託のファンドマネージャーなどもこうした手法をとる。経済の上流から下流に向けて考察を加えるためこのように呼ばれる。
一般的にトップダウンアプローチを行う場合は消費者物価指数、鉱工業生産指数、為替レート、各国の政策金利や長期金利といった経済環境全般からアセットアロケーション(資産配分)を行う。例えば、インドの経済成長率が他の新興国と比較して相対的に高く、その原因がインドのIT・ハイテク分野にあるという予測が立てられた場合、インドのIT企業の株を購入するなどの戦略が挙げられる。対義語は「ボトムアップアプローチ」