アウトライト取引
アウトライト取引とは
アウトライト取引とは、反対方向の取引を同時に組み合わせず、資産や通貨を単独で買い切る、または売り切る取引です。英語では「Outright transaction」といいます。
詳しい説明
外国為替でのアウトライト
外国為替では、特定の受渡日に一つの通貨を買い、別の通貨を売る買切り・売切りの取引を指します。同時に反対売買を約定するスワップとは異なり、一方向の通貨ポジションが残ります。直物取引だけでなく、将来の受渡日を定めるフォワード取引も、反対取引と組み合わせなければアウトライトと呼ばれることがあります。
債券や運用戦略での使い方
債券市場では、買戻しや売戻しを前提にせず証券を買い切り・売り切りする取引を表します。投資運用では、価格上昇を見込む買い持ちや下落を見込む売り持ちのように、市場の方向に直接さらされる単独ポジションを「アウトライト」と表現することもあります。
裁定取引との違い
裁定取引やスプレッド取引は、関連する複数の商品の価格差を利用し、片方を買うと同時にもう片方を売るのが基本です。アウトライト取引は相場全体の上げ下げの影響を受けやすく、損益も単独ポジションの価格変動に左右されます。
アウトライトは取引の組み合わせ方を表す言葉であり、注文を人が出すかシステムが出すかとは別の分類です。システムトレードでもアウトライトのポジションを取ることがあります。