企業価値担保権
Enterprise Value Security Interest
- 英語
- Enterprise Value Security Interest
- 読み
- きぎょうかちたんぽけん
企業価値担保権とは
企業価値担保権とは、企業の事業全体から生じる価値を一体として担保にする制度です。不動産など個別資産だけでなく、技術、ブランド、顧客基盤、将来のキャッシュフローを含む事業性を融資判断に反映しやすくします。
仕組み
借り手は事業全体に対する担保権を信託の仕組みを通じて設定し、金融機関は事業計画、収益力、経営課題を継続的に確認します。債務不履行時は個々の資産を切り売りするのではなく、事業の継続価値を保ちながら譲渡・再生することが想定されます。
近い用語との違い
不動産抵当や動産・売掛債権担保は特定資産の処分価値が中心です。企業価値担保権は、資産を組み合わせた事業が将来生み出す価値を重視する点が異なります。ただし、事業の成功や追加融資が保証される制度ではありません。
具体例
工場や不動産は少ないものの、特許、専門人材、継続契約を持つ成長企業を考えます。従来は担保不足と評価される場合でも、事業計画と将来キャッシュフローを精査した融資の選択肢になり得ます。
確認したい注意点
評価は将来予測に依存するため、計画の妥当性、情報開示、融資後の対話が重要です。担保権の範囲、既存担保との優先関係、実行時の手続きも契約ごとに確認します。
よくある質問
- 誰でも利用できますか
- 制度上の要件と金融機関の審査の両方を満たす必要があります。
- 経営者保証は不要ですか
- 自動的に不要になるのではなく、融資条件全体で判断されます。
- 企業価値は誰が決めますか
- 事業計画と財務情報を基に関係者が評価し、融資後も見直します。
- 関連用語
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