MSワラント
Moving strike warrant
- 英語
- Moving strike warrant
- 領域
- 株式発行・資金調達
- 確認の中心
- MSCBは転換価額が動く社債で、発行時に社債代金を調達します
MSワラントとは
MSワラントは、発行会社の株価等に応じて行使価額が定期的に修正される新株予約権です。第三者割当で証券会社等が引き受け、権利行使のたびに会社へ資金が払い込まれて株式が交付される資金調達で使われます。
発行条件には当初行使価額、基準株価に対する修正率、修正頻度、下限行使価額、行使可能期間、行使停止・指定条項等を定めます。会社が発行時に受け取る新株予約権の対価とは別に、実際の大部分の調達額は行使時の払込額です。
図解
MSワラントで資金が入るまで
- 権利発行修正条件付き新株予約権を割当て
- 株価参照終値等から次の行使価額を計算
- 行使判断市場価格と下限・停止条項を確認
- 払込み行使分の資金が会社へ入る
- 株式交付行使分だけ株式数が増える
仕組みと類似用語の違い
仕組み
発行条件には当初行使価額、基準株価に対する修正率、修正頻度、下限行使価額、行使可能期間、行使停止・指定条項等を定めます。会社が発行時に受け取る新株予約権の対価とは別に、実際の大部分の調達額は行使時の払込額です。
類似用語との違い
MSCBは転換価額が動く社債で、発行時に社債代金を調達します。MSワラントは権利であり、行使されなければ予定資金を得られません。権利1個当たりの交付株数が固定なら、株価下落で行使価額と1株当たり調達額が下がっても、最大株数は発行条件で決まります。
使い方・読み方と注意点
100万株分、前日終値の90%へ修正、下限700円の条件で、前日終値800円なら行使価額は720円です。全数行使なら単純な払込額は7億2,000万円です。株価600円では計算値540円が下限を下回り、700円での行使が進まず調達が止まる可能性があります。
引受人に無リスクの利益を保証する仕組みではありません。株価、貸株、売却可能性、行使停止、未行使失効のリスクがあります。既存株主は希薄化と売却圧力、会社は調達額・時期の不確実性を負うため、最大交付株数、希薄化率、下限、行使状況、資金使途を開示で確認します。
MSワラントについてよくある疑問
- MSワラントを簡単にいうと何ですか?
- MSワラントは、発行会社の株価等に応じて行使価額が定期的に修正される新株予約権です。第三者割当で証券会社等が引き受け、権利行使のたびに会社へ資金が払い込まれて株式が交付される資金調達で使われます。
- MSワラントは何と区別しますか?
- MSCBは転換価額が動く社債で、発行時に社債代金を調達します。MSワラントは権利であり、行使されなければ予定資金を得られません。権利1個当たりの交付株数が固定なら、株価下落で行使価額と1株当たり調達額が下がっても、最大株数は発行条件で決まります。
- MSワラントを見るときの注意点は何ですか?
- 引受人に無リスクの利益を保証する仕組みではありません。株価、貸株、売却可能性、行使停止、未行使失効のリスクがあります。既存株主は希薄化と売却圧力、会社は調達額・時期の不確実性を負うため、最大交付株数、希薄化率、下限、行使状況、資金使途を開示で確認します。