MSCB
Moving strike convertible bond
- 英語
- Moving strike convertible bond
- 領域
- 資本調達・希薄化
- 確認の中心
- 通常の転換社債は転換価額が原則固定ですが、MSCBは修正条項を持ちます
MSCBとは
MSCBは、株式へ転換するときの転換価額が、発行後の株価を基準に一定の方式で修正される転換社債型新株予約権付社債です。株価が下がると転換価額も下がり、同じ社債額で交付される株式数が増える設計があります。
投資家は社債を保有し、条件を満たす時期に新株予約権を行使して株式を受け取ります。転換価額は市場価格の一定割合、修正頻度、上限・下限など発行条件に沿って再計算され、転換が進むと発行会社の社債債務が資本へ置き換わります。
図解
株価連動型の転換と希薄化
- 社債発行会社が資金を調達
- 市場株価を参照条件日に修正基準を確認
- 転換価額を修正株価下落時は価額が下がる設計もある
- 交付株数が変化同じ額面なら低い価額ほど株数が増える
- 既存持分へ影響希薄化と市場需給を確認
仕組みと類似用語の違い
仕組み
投資家は社債を保有し、条件を満たす時期に新株予約権を行使して株式を受け取ります。転換価額は市場価格の一定割合、修正頻度、上限・下限など発行条件に沿って再計算され、転換が進むと発行会社の社債債務が資本へ置き換わります。
類似用語との違い
通常の転換社債は転換価額が原則固定ですが、MSCBは修正条項を持ちます。MSワラントは新株予約権を中心とし、社債元本を転換するMSCBとは資金の払い込み方が異なります。名称だけで下限価額や最大株式数の有無は決まりません。
使い方・読み方と注意点
額面1億円、転換価額1,000円なら10万株ですが、株価下落に連動して転換価額が500円へ修正されると20万株になります。会社が得る資金額が同じでも、既存株主の1株当たり持分はより希薄化します。
株価下落、希薄化、売り圧力が相互に強まる可能性があります。修正式、下限転換価額、潜在株式数、行使停止・取得条項、割当先の売却方針、資金使途、既存株主への影響を発行開示で確認し、『必ず下落する』とも『資金調達額が確定する』とも断定しません。
MSCBについてよくある疑問
- MSCBを簡単にいうと何ですか?
- MSCBは、株式へ転換するときの転換価額が、発行後の株価を基準に一定の方式で修正される転換社債型新株予約権付社債です。株価が下がると転換価額も下がり、同じ社債額で交付される株式数が増える設計があります。
- MSCBは何と区別しますか?
- 通常の転換社債は転換価額が原則固定ですが、MSCBは修正条項を持ちます。MSワラントは新株予約権を中心とし、社債元本を転換するMSCBとは資金の払い込み方が異なります。名称だけで下限価額や最大株式数の有無は決まりません。
- MSCBを見るときの注意点は何ですか?
- 株価下落、希薄化、売り圧力が相互に強まる可能性があります。修正式、下限転換価額、潜在株式数、行使停止・取得条項、割当先の売却方針、資金使途、既存株主への影響を発行開示で確認し、『必ず下落する』とも『資金調達額が確定する』とも断定しません。