資本フロア
Output Floor
- 英語
- Output Floor
- 読み
- しほんふろあ
資本フロアとは
資本フロアとは、銀行が内部モデルで算定するリスクアセットに、標準的手法で算定した額に基づく下限を設けるバーゼルIIIの規制です。最終的な下限比率は72.5%です。
仕組み
標準的手法によるリスクアセットに適用比率を掛けた額と、内部モデル等による額を比較し、高い方を自己資本比率の分母に使います。適用比率は段階的に引き上げられ、最終的に72.5%となります。
近い用語との違い
レバレッジ比率は資産のリスク度に依存しない別のバックストップです。資本フロアはリスクウエイト付き自己資本比率の中で、内部モデルの算定結果が標準的手法から過度に乖離するのを抑えます。
具体例
標準的手法のリスクアセットが100、内部モデルの結果が60で、フロア比率が72.5%なら、規制上の下限は72.5です。60ではなく72.5を基に必要資本を考えます。
確認したい注意点
影響は銀行のポートフォリオ、モデル、適用時期、段階的導入措置で異なります。資本フロアだけから個別銀行の安全性や融資姿勢を断定しないことが重要です。
よくある質問
- 72.5%は自己資本比率ですか
- いいえ。標準的手法のリスクアセットに対する下限比率です。
- 内部モデルは使えなくなりますか
- いいえ。利用を認めつつ、算定結果に下限を設ける仕組みです。
- すべての銀行に同時に影響しますか
- 適用区分、ポートフォリオと移行日程により影響は異なります。