購買力平価

Purchasing power parity

英語
Purchasing power parity
領域
物価・長期為替
確認の中心
市場為替レートは資本移動、金利、期待、政策、需給で日々変動します

購買力平価とは

購買力平価(PPP)は、二国で同じ量の財・サービスを買えるように通貨を換算する比率、または長期的な為替レートが両国の物価水準の比率と関係するという考え方です。国際的なGDP比較にも換算率として使われます。

円で外国通貨1単位を表す絶対的PPPは概念上『日本の物価水準÷外国の物価水準』で対応します。相対的PPPは、二国のインフレ率の差が長期の通貨価値の変化へ反映されると考え、基準時点の相場を物価指数で調整します。

図解

物価水準からPPPを考える

  • 日本の価格水準同じ財・サービスの円価格
  • 外国の価格水準同じ財・サービスの外貨価格
  • 絶対的PPP日本価格÷外国価格で円/外貨を算出
  • 市場レート金利・資本移動・期待でも変動
  • 実質為替市場レートを相対物価で調整
PPPは価格比較の物差しであり、短期の市場レートを固定する規則ではありません。

仕組みと類似用語の違い

仕組み

円で外国通貨1単位を表す絶対的PPPは概念上『日本の物価水準÷外国の物価水準』で対応します。相対的PPPは、二国のインフレ率の差が長期の通貨価値の変化へ反映されると考え、基準時点の相場を物価指数で調整します。

類似用語との違い

市場為替レートは資本移動、金利、期待、政策、需給で日々変動します。PPPは物価に基づく比較尺度であり、短期の適正レートや売買タイミングを示すものではありません。一物一価は個別財、PPPは幅広い財・サービスの価格水準を扱います。

使い方・読み方と注意点

同じ財・サービスの組合せが日本で15,000円、米国で100米ドルなら、単純な絶対的PPPは1米ドル=150円です。市場相場が160円でも、輸送不能なサービスや税、品質差があるため直ちに無リスク裁定はできません。

比較する品目、品質、消費構成、税、住宅費、非貿易財、基準年でPPPは変わります。生産性や交易条件などにより長期にも乖離し得るため、『PPPへ必ず戻る』と断定せず、統計換算用PPPと為替分析用PPPを区別します。

購買力平価についてよくある疑問

購買力平価を簡単にいうと何ですか?
購買力平価(PPP)は、二国で同じ量の財・サービスを買えるように通貨を換算する比率、または長期的な為替レートが両国の物価水準の比率と関係するという考え方です。国際的なGDP比較にも換算率として使われます。
購買力平価は何と区別しますか?
市場為替レートは資本移動、金利、期待、政策、需給で日々変動します。PPPは物価に基づく比較尺度であり、短期の適正レートや売買タイミングを示すものではありません。一物一価は個別財、PPPは幅広い財・サービスの価格水準を扱います。
購買力平価を見るときの注意点は何ですか?
比較する品目、品質、消費構成、税、住宅費、非貿易財、基準年でPPPは変わります。生産性や交易条件などにより長期にも乖離し得るため、『PPPへ必ず戻る』と断定せず、統計換算用PPPと為替分析用PPPを区別します。
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